こんにちは。
昨日参加したドッジボール大会から一夜明け、若干筋肉痛の荒井です(笑)
さて今回は以前の記事「日Pって知ってます?」の続きになります。
2023年7月に日本PTA全国協議会(日P)の会長が解任されたとの報道がありました。
事務職員がパワハラを受け三田労働基準監督署に相談していたとして理事会で解任が決定したとのことです。
解任された前会長は昨年度も会長職にあり6月に再任されたばかりだそうです。
時系列を整理すると
・6月23日の理事会で会長を再任される。
・同日開催の定期総会で会長が支出に関する決定の不透明さや長年にわたるOB支配に言及する。
・7月19日の理事会で解職された。理由は同年6月16日に日P会館で事務局の職員とのやり取りがパワハラ認定されたとのこと。
これに対して前会長は法的措置も検討している。そして現会長は総合的に判断した。とのこと。
今後どうなっていくのか、見守っていきたい事案ではあります。
まぁ私も報道ベースでしか知りえないので偉そうなことは言えないのですが、正に今の「PTA」を象徴しているような気がします。
PTAは確かに前例踏襲で改革の進みにくい組織ではあります。単位PTA(学校ごとのPTA)ですらそう思います。
PTAの色々な業務も本来であればその年の役員が判断してやるかやらないか決めればいいだけなのです。
とは言え働きながらPTA役員もしているという方が多いと思います。ましてやボランティア。何か変えるのも面倒になりがちですよね。
また前はこうだったという有形無形の圧力(これは単位PTAによって温度差はあると思います)があったり、
じゃあ今まで(前年)通りで少しアレンジしてやっていけばいい。となりがちですし、それを咎めるようなことは出来ません。
役員の期間頑張ればあとは次の人に引き継げばいいとも思います。
でも「これは変えたほうが良いのでは?」と思って行動する人もいます。
それに関しては「その年に人が判断すればいい」という私の考えでは、全く間違っていません。
ただ変えかたが急だったり独善的だったりすると当然反発も出てくると思います。丁寧な説明も必要だと思います。
巷に溢れる「PTA要らない論」は賛成するところも確かにあります。ただ単に無くせばいいと言うのもちょっと違うのかなとも思います。
更にここ数年のコロナ禍で必要ないのでは?と思われる行事が多いことに気が付き始めました。
「この会議って参加する必要あるの?」など外部への動員は確かに不必要ですよね。
そうして参考に過去の行事資料や会計資料を精査していくと、「?」と思うことが出てきたりします。まぁボランティア団体で素人が作る各種資料です。不備も出てくるかもしれませんが。
長々と書きましたが、単位PTAでも日Pでも構図は同じなんだろうと思います。日Pだって専従職員は居るでしょうが役員さんは基本的にボランティアの筈ですから。
でも決定的に違うのは日Pは「公益社団法人」なのです。一般社団法人から更に審査を経て「公益」の名前が付きます。税制の優遇などが受けられるようになります。
全てではない部分がボランティアだったとしても「公」の文字が付いています。言わば公の組織なのです。そんな組織でかような事態が発生するとは…情けなくて涙が出ますよ…
憶測で言ってはならないのでしょうけど、それなりに歴史があり、予算がある組織です。影もあろうかとも思いますがこれを機会に透明になって行けばいいとは思います。
まぁ真相は知りもしないですし、今後明らかになるのかも判りませんので軽々しくは言えないのですが、一言だけ。
そこには、日Pの綱領にある「子どもたちの健全育成と福祉の増進」があるのでしょうかね?
PTAは子どもたちのための組織だと思います。綺麗ごとと言われるかもしれませんし「子どもたちのため」という大義名分のために無理しているところもあるとは思います。
でも誤解を恐れずに言い切れば綺麗ごとだけで良いと思っています。
究極ですが「この行事、作業は子どもたちのためになっているのか?」という判断基準だけで良いと思っています。
前述の変える・変えない議論ってのも単位PTAでは結構あると思います。その基準も「子どもたちのためになるのか?」というフラットな感覚で良いと思います。
私も子どもたちのために出来ているのか?と問われればまだまだなところもあるでしょう。でも純粋な気持ちでボランティアしているつもりですし役員さんにはなるべくそう伝えるようにしています。
その上で携わっている我々も「楽しめる」のであれば言うことなしですね。
まだまだ言い足りないのですが若干長文となってしまいましたので続きはまたの機会に。
最後までお読みいただきありがとうございます。