こんんちは。
PTAとしての最大イベントであるバザーが無事に終えることが出来て
すっかり抜け殻のようになってしまった荒井です。燃え尽き症候群ですかね(笑)
昨日記事にもしましたが、本当に感謝です!
バザーと言えば思い出す、コロナ禍でのバザー(フェスタ)開催です。
以前の記事でコロナ禍でのPTAの取組をいくつかご紹介しましたが、その中のひとつ
バザー(フェスタ)開催に関して詳細を記しておこうと思います。だって頑張ったんだもの(笑)
PTAおじさんの昔話にお付き合い頂ければ幸いです(笑)ちょい長文です。
2020年、新型コロナウイルス感染症が猛威を奮っていた年です。
例年秋口に開催するのですが、その年は「中止」という話が出てきていました。
そりゃそうですよね、世間は「外出自粛」「3密回避」とか言ってる時期に人が密集するバザーなんて出来ないですよね。
でも2020年は学校自体が始まったのが5月の終わりから、運動会も中止、授業日数確保のため夏休みも短縮、世の中も静まり返っていて、テレビを付ければ毎日感染者数をカウントしていて、外出もままならない状況…
思い出しても暗いというか息が詰まるというか、そんな年でしたね。
総務役員(所謂PTA中央の役員さんたち)にもバザーをやるかどうか聞いてみました。
勿論中止の意見もあったし、前例の無い状況で私も判断が付きませんでした。
だからこそ、子どもたちに何か楽しい経験をさせてあげられないだろうか?と考えて、
開催方法を検討して実現可能な方法であれば開催しようという流れになりました。
しかしこの状況下で何か子どもたちが楽しめることってなんだろう?
世の中は「リモート」というビデオ形式での会議や打ち合わせが伸張してきた時期。
学校の各教室には既にテレビも設置してあり教室毎に放送出来る状態でした。
また子どもたちはYouTube世代なので、動画配信とか良いんじゃないか?と思いつきました。
餅は餅屋、某大手YouTuber事務所に問い合わせのメールを送ったところ
「他にも沢山のお問合せを頂いており申し訳ございませんがご対応出来ません」
と丁寧にお断り。そりゃそうだよね、みんな同じこと考えるよね…
じゃあ仕方ないから自分で作るしかないな。との想いに至りました。
でも動画なんてホームビデオ以外扱ったことがありません。
知人に相談したら「プロレベルじゃなければ自分で編集出来るよ!頑張れ!」
とエールと頂いたので「オッス!オラ晃!いっちょやってみっか!」と一念発起。
題材は例年フェスタで行っているアトラクションを先生方にプレイして貰って競技形式にして
どの先生が勝つのか?と予想してもらう形式にしました。
事前に収録をして、それを編集する。言うのは簡単ですがやるのは結構大変…
競技に参加頂いた先生方の協力のお陰で動画収録は滞りなく行われました。
(その節は本当にありがとうございました)
さて次に動画の編集です。フェスタの日時は決まっています。また事前に学校に提出して内容も確認頂く時間もあります。
【悲報】動画編集に「締切」が設定されました…
撮影と並行して動画編集をどうするのか?色々と考えました。
高額なソフトを用意しても仕方ないので、当時非営利で使う場合は無料で使えた「Video Pad」というソフトをインストールして使い方を習熟。
朝2時とか3時とかに起きだしてひたすら編集作業に没頭…チャプター毎に編集して余分な映像をカットしたり、
2台のカメラを使っての撮影だったので切り替える時間を調整したり切替にエフェクト入れてみたり、テロップ入れてみたり…
ホント世の中の動画編集者さんには頭が下がります。
なんとか一通り完成したのですが、オープニングとルール説明、エンディングは解説動画なので無音状態…
何かBGMを入れれば良いと思ったけど、最近の小学生が聴く音楽なんてわからねー…
おお、じゃあ息子に聞けばいいんじゃね?ということで息子に聞いてみたら教えてくれました。
どうにかこうにか締切日(実際は少し過ぎてしまった…)に動画を学校に提出して確認してもらったところ、
「ちょっと時間が長いですね…」とのこと…またも早起きして動画を確認しながらカットする編集作業…
結果的には54分とちょっと長い尺でしたがなんとか学校にも了承頂き、無事動画は完成。
PTAから飲み物とお菓子を全校生徒(教職員さんと手伝ってくれたPTA役員さんにはドリンクのみ)に配付。
またクイズ形式だったので解答用紙も配付。途中で集計して教室毎に最多正解者にはドリンクもう1本のプレゼント。
体育館を本部(3密回避のため)にしてドリンク、お菓子、回答用紙の配付、教室毎にゴミ袋の配付・回収、回答用紙の集計、
最多正解者へのドリンク配付など、ひと教室あたり2名まで、感染症対策の観点から教室内に入らないという条件で学校に許可を貰って実行。
放送は事前に動画データを担任の先生にお渡ししておいて、教室毎に放送をお願いしました。
動画放送中に目立たないように各教室を見て回ったのですが、高学年になるにつれて盛り上がっている様子。
また動画に出ている先生が担任の教室は盛り上がっていたりと、若干の濃淡はあるけど概ね楽しんでもらえた様子でした。
ただやっぱり動画が長めだったので低学年の子どもは終了後にトイレ直行の子が多かったらしく、ちょっと申し訳ないことをしました…
やり切った感はありますが、私の自己満足ではなかったのか?などちょっとネガティブにも考えてしまったり…
例年とはちょっと勝手が違うけど、他の役員さんの仕事も大幅に減らすことが出来た。
そしてやってみて感じたことだけど、私を含め役員さんが学校に来られること、教室には入れないけど自分の子どもの居る教室の様子を見られること。
親の立場で言えばこれが大きかったと思います。ホント当時、親は学校に行けなかったし行く機会も無かったですからね。
「その時出来る最善を考えてやってみる」ということが出来たと思います。
自慢話と聞こえたらごめんなさい(笑)そしてもっと違う取り組みをされた学校もあったと思います。
コロナ禍で知恵を絞ってPTA活動されている方々、ホント頭が下がります。
いや、日ごろ活動されている全てのPTA関係者に敬意を表します。
最後までお読みいただきありがとうございます。