予言・・・

こんにちは。

今年の7月5日に東日本大震災を超える災害が起きる!という「預言」が拡散されています。ご存知の方も多いと思います。

これは2011年3月の東日本大震災を予知したとされる漫画家の「たつき諒」さんの著書の中で言及されていることが元となっています。

たつき諒さんは、夢日記をつけておりその夢の中で稀に、予知夢らしきを見ると言っているそうです。

先に言っておきますが、私は予知夢を否定も肯定もしません。「そういうこともあるよね」ってなもんです。
私自身所謂「デジャヴ」と言われる既視感が非常に多くて、「あ、このシチュエーションって以前に夢で見た!」なんてことが結構あります。
ただこれはチョロい脳みそが騙されているだけとも思っているので、「デジャヴ」はその意味を考察して単に楽しむものだとも考えています。

・空を飛ぶことを希求する
むかしむかしは、ひとが空を飛べるなんて単なる憧れに過ぎなかったことでしょう。今でも生身の身体で滑空は出来るかもですが、所謂「飛翔」はちょっと難しいですよね。
科学が発達して、飛翔の原理を解明しつつ、空飛ぶ道具を作った。これが人間の空を飛びたい欲求から産まれた流れです。

だったら同じように「未来を知りたい」という欲求から、理論づけられて、未来を知る方法を見つける。有り得る話ではあります。

ただ、未来を知ることが出来るということは、その未来を変えることが出来てしまうということ。そうすると変えてしまった未来は本来の未来では無くなるので、結局正確な未来は予測できないのでは?
などというパラドックスが次から次へと産まれてきます。

とは言え、まだまだ先にはなると思いますが、もしかしたら人類は時間すらどうにかできるようになるかもしれません。

・現実的には…
話は戻って災害の予知。これは今のところふたを開けてみないと解らない。つまり7月5日になってみないと解らないのです。

なので「災害はいつ来てもおかしくない」という戒めとしては至極正論なのですが、ひとは噂が好きです。
そしてその噂に流されて、訪日外国人が7月に向けて減少、キャンセルが増えてきているとも言われています。
こういった噂好きは万国共通なのですかね。

観光で来られる場合には、土地勘もないでしょうしまして外国のかたとなると、一定の警戒をするのは解らなくはありません。

しかし、災害大国ニッポン(嫌な称号ですが)に暮らしている我々は、以前の記事「常在戦場」で書いたように、
いつどこで発生するか解らない災害に、常に備えていることが大切だし、現実的な対応なんだと思います。

・日常生活は「だろう運転」
自動車教習所に通ったことのあるかたなら聞いた事があると思います。
例えば対向車はとびだしてこない「だろう」と考えるより、
対向車がとびだしてくる「かもしれない」と考えたほうが事故の確率が減るということです。

これって、災害への備えにも通じるところがあります。
大災害が来る「かもしれない」と考えて行動を控え準備をする。間違いでは無いと思います。
7月5日にはどうせ大災害は来ない「だろう」と私も考えています。

毎日同じように流れていく「日常」。今日も昨日と変わらない日が来る「だろう」と考える訳です。
間違いではないのですが、何が起こるか未来は予測できないのです。そして同じ日は一日として無いのです。

なのでもしかしたら大災害が来る「かもしれない」と考えて、例えばいつもより食糧を少しだけ備蓄しておくとか、
非常用持ち出し袋の点検をしておく、とかやっておいたほうが良いとは思います。

・常日頃から備える
とは言え「かもしれない」とばかり考えてしまって、活動を控えすぎても問題あると思いますし、例えば買占めなどは「かもしれない」心理で発生してしまうものだとも思います。

なので、備えは常日頃から準備しておく。最低限でも良いし、出来る範囲からでも構わないと思います。詳しくは以前の記事「防災と減災」をお読み頂ければと思います。

荒井的には、予知とかいう話は嫌いではありません。しかしあまりにも行き過ぎると却って害になると思っています。過ぎたるは猶及ばざるが如しです。

未来を知ることのできない人類、思考実験というか考察というか、そういったくらいで聞いていたほうが(所謂話半分というヤツですね)、精神衛生上にも宜しいかと思います。

まぁ、答え合わせも楽しみではありますが…

最後までお読みいただきありがとうございます!