こんにちは。
今日は「冬至」ですね。一年で一番日が短い日とされています。
東京で日の出が6時47分ごろ、日の入りが16時32分で所謂日中が9時間45分となるそうです。
冬至の風習として「柚子湯に入る」というものがあります。これは「冬至」を「湯治」に掛けて、また「柚子」を「融通」に掛けて「身体の融通が効けば大抵のことはどうにかなる」ということからきたそうです。
私は有り難いことに丈夫に産まれてきているので身体は(まだ)融通が効くので身をもって体験してます(笑)
冬至の時期に北極圏といわれる地域(北緯66度33分以北。グリーンランドやアイスランド、ロシアやノルウェーの北部など)では「極夜」となり一日中太陽が昇らない日になるそうです。
反対に日中の一番長い日である「夏至」の頃には太陽が一日沈まない「白夜」になるようです。(南極圏では逆ですね)
唐突ですがこの「白夜」、なんて読みます?「びゃくや」と読むひとが大半だと思います。私もそうでした。
でも実は本来「はくや」と読むそうです。知らなかったー。
俳優でありシンガーソングライターでもあった森繁久彌さんが1965年にリリースし、のちに加藤登紀子さんがカバーした「知床旅情」という歌のなかで「白夜」を「びゃくや」と歌いヒットとともに「びゃくや」読みが定着していったと言われています。
(それ以前にも「びゃくや」と読んでいたところもあったようですが歌の流行で一般的になり、結局どちらでもよいとなった)
確かに「はくや」とキーボードに入力しても変換候補は後のほうで、「びゃくや」と入力すると一番最初に変換されますね。
前の記事でも書いた日本語が変わっていく典型的なケースで、当時も「びゃくやと読むのはおかしい」的な論争もあったようです。
だからと言って今更「はくや」と読みずらいですよね。なので「本来ははくやだけど歌の流行でびゃくやになったんだよー」って豆知識披露ネタにすれば良いのかな?あ、この記事がまさにそんな内容だ(笑)
はく・びゃくはなぜ?
「白」を「びゃく」と読むのは「呉音」という音読みのひとつで古くから日本に定着していた読み方です。対して「はく」と読むのは「漢音」と言ってこちらも音読みのひとつなのですが、奈良時代から平安時代に伝わった読み方だそうです。
なので古いものは「びゃく」(例:白衣観音「びゃくえかんのん」など)と読みより新しいものには「はく」(例:白衣「はくい」など)と読むそうです。(wikiから)
おー、勉強になるなー(笑)
冬至から日本語問題になりましたが(笑)、白夜も極夜も一度体験してみたいですねー。将来の楽しみがまたひとつ増えました!
その前に今日は「柚子湯」を楽しみます!
最後までお読みいただきありがとうございます。