こんにちは。
ちょうどPTAでは来年役員決めや、予算関係の締め、総会へ向けての準備などでにわかに慌ただしくなってくる時期だと思います。
私の所属する中学校PTAも、来年度役員が決まってホッとしています。
私自身は来年度は顧問と言う役割になると思うので現役役員を退きます。
思えば9年間、子どもの小学校入学から始まったPTA活動をこれで一区切りかと思うと、ちょっと寂しい気もしますね。
コロナを経てPTAへの意識や在り方もかなり変わりましたね。
活動したくても出来なかったコロナ禍では、もどかしい想いもしましたし、出来ることはやってみようと想ってビデオ配信形式のフェスタを企画してみたり、
挙句、市原市PTA連絡協議会の会長職まで経験させて頂き、更には今年度県のPTA大会の実行委員まで務めさせて頂きました。ホント得難いいい経験をさせてもらったと思います。
だからこそ、昨今の「日本PTA全国協議会」(日P)の問題にはホント残念を通り越して怒りを覚えます。
ここで簡単に日P問題を時系列にまとめます。
・2023年7月
当時の会長が解任される。
→日Pを改革しようと言っていた会長が突然解任される…元々問題だらけの組織だったのでしょうけど、ここから明るみに出始めたのでしょう。
・2024年7月
元幹部が背任容疑で逮捕される。
日P会館と呼ばれる日P本部の雨漏り修繕工事に対して、元幹部が業者に口利きをする見返りとして水増し請求をさせた。
・2024年10月
内閣府公益認定等委員会から組織の改善を求める報告要求が出される。
・2024年12月25日
内閣府公益認定等委員会から、公益法人認定法に基づき運営状況の是正を求める勧告が出される。
以前の記事「日Pって知ってます?」と、「日Pの闇…」でも少し触れましたこの日P問題。
各学校単位のPTA(単位PTA)ではあまり関係の無い話ではありますが、PTA会費からこども一人あたり10円が日Pに上納される以上、無関心ではいられません。
また、他の学校のPTA会長とお話すると、結構この日P問題をご存知のかたが多い印象です。
・さらば日P
日Pはピラミッド型の組織です。
我が市原市で言うと、各学校のPTA(単位PTA)が加盟する「市原市PTA連絡協議会」(市P)という組織があり、その上に「千葉県PTA連絡協議会」(県P)という組織。そして「日本PTA全国協議会」が頂点となります。
今年度を以って「千葉県PTA連絡協議会」(県P)は、「日本PTA全国協議会」を脱退します。
このお話を聞いた時には、「県Pもやるなぁ」と思いました。正に「さらば日P」です。
しかし、ピラミッド構造の頂点が県で終わりとなっただけとも言えまた、改革は進めているようではありますが、個人的な感触としてですが今までの流れの踏襲を感じるので、単位PTAとしてはあまり変わらないようにも思います。
これからに期待しましょう。
そしてもし単位PTAで「上納金納めるのは嫌だ」と思ったら、所属する市町村単位の連絡協議会を脱退すれば良いのです。
デメリットは、市町村や県単位の行事に参加出来なくなることと、団体傷害保険・団体PTA賠償保険に加入出来なくなるくらいです。
市町村や県単位の行事って、PTAバレーや広報誌の研修とか勉強会、都道府県単位の研究大会くらいなもので、却って参加する手間が無くなるのは保護者に歓迎されるかもしれません。
保険については「全国PTA連絡協議会」という組織(日Pと名前は似ていますが、内容含めて全く違う組織です!)から加入することが可能です。
私の所属するPTAではそこまで出来なかったのですが、日P、県P、市Pといった組織から脱退することは、勿論PTA会員の皆さんの同意を得る必要はありますが、実務面でもさほど支障なく比較的問題なく出来ることだと思います。
寧ろ障害になるのは、学校の保守的な先生がた、PTAのOBたちとか、今までやってきたひとたちの反対があろうかと思います。
勿論根回しは必要だと思いますが、元々PTAとはお子さんが在学中の保護者・親権者が会員な訳です。毎年入れ替わるのです。
だからこそ、改革も進まなかった面もあろうかと思いますが、だからこそその年ごとで考えていけば良いのだと思います。
日Pの問題を考えていくと、単位PTAの問題も根っこは同じなんだと感じます。
勿論不正は何処でもダメなのは変わりません。
そして更に推し進めていくと「さらばPTA」となるかもしれません。
これは長くなりそうなので別の記事にしますが、それこそ「PTA解散!」という総意があればそれでも仕方ないことだとも思いますよ。
最後までお読みいただきありがとうございます!