「他己紹介」して褒めまくってみませんか?

こんにちは。

小学校5年生の時にクラスの学級新聞係をやっていた荒井です。
確か「チトー大統領が亡くなりました」と書いた記憶が何故か残っています。

その学級新聞を一緒に作っていたKくんという友達が居ました。
彼はなかなかのハンサムで何よりユーモアのセンスが抜群で私もよくマネをしていましたね。
Kくんが担当していた学級新聞の4コマ漫画「パンツの冒険」はクラスで大好評。
洗濯物として干していたパンツが風で飛ばされて行くさきざきで冒険をするという、斬新(なのか?)なアイデアはKくんの発案。
私は絵心も無いのでネタ案を提供するくらいで目と口の書かれたパンツが冒険するという「パンツの冒険」はKくんが殆ど書いていました。
今思うとチトー大統領の訃報のとなりに「パンツの冒険」というなかなかにシュールな紙面でしたね(笑)

当時通っていた小学校で「友達を他己紹介の文章を作って発表する」という授業がありました。
当時の担任の先生は太平洋戦争中から先生をやっていたというかたでとっても怖かったけど素晴らしい先生。
まぁ小学生に「他己紹介」って言えば「タコの紹介?」ってなりますよね(笑)しかし今思えばけっこう凄い授業ですね!やっぱり素晴らしい先生でした!担任の先生エピソードでまた記事が書ける(笑)

ペアを組んで友達を紹介する。私はKくんとペアを組みました。
文章と書き、それぞれが発表します。
私は作文などが大好きで、創作文の授業では興が乗って授業が終わっても書き続けたこともあったり。
なので「他己紹介文」も自信満々に書きあげました。
そして発表。ひとりひとりが起立して読み上げます。

私はKくんのユーモアを褒め、遊んでくれることに感謝し、だけどたまに空気が読めないこともある。みたいなことを書いた記憶があります。
長所も短所も織り交ぜてとても良い文章が出来たと自負していて、実際他の子どもたちにも先生にも褒められました。

続いてKくんが私を「他己紹介」する番。
書き出しは「荒井くんは遊びのプロ!新しい遊びを考えてみんなで楽しく遊んでいます!」といった感じだったと思います。
後日に別の友人から「あっくん(当時の呼び名)はそこまでプロじゃないよね(笑)」と言われましたが、褒められて悪い気はしません。
それから何を言われたのか失念してしまいましたが、終ぞ一言の短所や欠点の指摘も無く全編私を褒めちぎる文章でした。
これも後から別の友人に「褒めすぎ(笑)」と言われましたが、私は衝撃を受け同時に自分がとても小さい人間に思えてきました…


今でも私は批評家的なもの言いが多く、それがカッコいいとか思っていた(笑)時期もありましたが、Kくんの「他己紹介」には今でも全く敵わないと感じます。当時は欠点をあげつらう自分がとても小さく感じましたね。

褒め言葉などとgoogle先生に聞いてみると「褒め言葉100選」とか「褒め言葉をかける3つのコツ」などと出てきます。
いやいや、「褒める」ことが大切であって褒め言葉はなんでもいいと思います。
それこそ最近は「ヤバい」という言葉も褒め言葉として使われます。それでも褒めるニュアンスが相手に伝われば良いのです。

褒められて悪い気はしませんよね。うちの息子の言葉で言えば「乗りに乗っている」という調子に乗っている状態は決して悪いことではないのです。
以前の記事でも書きましたが、調子に乗っている時もそうでない時も全ては「平常運転」なのです。
ならば調子に乗っているほうがいいですよね?なので褒められて調子に乗ってくれるのであればそれで良いのです。

ふとKくんの話を思い出して記事にしてみました。
ついつい長所も短所も語ってしまう今の自分に必要なのでエピソードも降りてきたのでしょう。
褒めまくっていきましょう!そして誰か私を褒めてください(笑)

最後までお読み頂きありがとうございます!