こんにちは。
3月3日は五節句のひとつ「上巳の節句」「桃の節句」「ひな祭り」ですね。
ひな人形を飾り、ひなあられや菱餅、白酒やちらし寿司など食べてお祝いする日です。
女の子のお祝いと言われていますが、ひとがたに穢れや災いを移して川に流して祓うという風習から来ているそうです(流し雛という風習もあるようです)
しかし最近はひな人形も昔のように「五段飾り」とかあまり見かけませんね。
※ここからは「死」を話題にするので苦手なかたはそっとページを閉じてください。
五節句のいちにちにそんな話題ですみませんね…
五節句のうちふたつが子どもに関する節句なのですね。それだけ昔は残念ながら子どもの死亡率も高かったことが伺えます。
現代の日本は子どものみならず全世代の死亡率も下がってきているので所謂「死」を実感しづらい環境なのだと思います。
かく言う私も生命保険という「ひとの生き死に」に関わる仕事をしていますが、それでも実感はあまり湧かないのが現実です。
おかげ様でこの歳まで元気に大病もなく過ごさせて頂いています。だから余計に実感が湧かないのかもしれません。
人生100年時代とも言われる現代、では昔のひとたちはどうだったのかというと…戦前まで平均寿命は50歳前後だったそうです!
因みに平均寿命とは、産まれた赤ちゃんが平均して生きられる年数なのです。例えば2021年の平均寿命は男性81.47歳、女性87.57歳。これは現在40歳の男性があと41.47年生きられるという意味ではなく、今産まれた赤ちゃんが平均して81.47歳(男性)生きられるというデータです。
なので戦前のひとたちも50歳までしか生きられないという訳ではありません。
つまりそれだけ「乳幼児の死亡率」が高かったということです。
なので五節句のうち2つまでもがこどもに関わること。そりゃそうです。子どもはいつの時代でも宝です。
因みに現代で平均寿命が一番低い国はナイジェリアで52.9歳だそうです…なんにも出来ませんが向上していくことを願ってます。
それだけ現代の日本は医療も生活環境も良好で、争いや災いが少ないということなのでしょう。とても恵まれているのですね、有難いです。
よく聞く名言「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった人が、あれほど生きたいと願った明日なんだ」
生き死にってあまり意識しないことかもしれませんが、実は一番身近なところにあるのかもしれません。
そして「死」すら考えようによっては存在しないのかもしれません。そのお話はまたの機会に。
最後までお読み頂きありがとうございます!