
こんにちは。
今日は二十四節気でいう「啓蟄」。「啓(けい)」とは「開く」、「蟄(ちつ)」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」という意味で、「冬籠りの虫が這い出る」時期とされています。
しかし今日の千葉県市原市は冷たい雨が降っていて、最高気温8℃、最低気温1℃です。
二十四節気と季節が合わない感って感じません?
・二十四節気とは?
中国の戦国時代(紀元前4世紀ごろ)に発明された区分手法で、一年を24に分ける方法です。
・実際と合っていない件
虫も這い出てこないような季節なんだけど「啓蟄」とはこれ如何に?
①暦の違い
日本では1873年にグレゴリオ暦(いわゆる新暦)が採用されたので、必然的に暦と二十四節気がずれてしまう。
②気候変動
によって季節もかなりズレてしまったようにも思えます。
③早い方が良い説(笑)
例えば虫が這い出て来てから「啓蟄」を迎えるとなんだか損した気分になりません?(笑)
昔のひともそうだったに違いありません(笑)
④そもそも発明された中国と日本では気候もちがう。
これが一番有力な説でしょう。紀元前4世紀ごろの中国、しかも内陸部で発明されたのです。
そのまま日本の気候と合致するとは思えません。
だから二十四節気を補完する意味で「雑節」などが導入されたのだろうと思う。
・荒井は「早い方が良い説」を支持します(笑)
季節などは過ぎ去ってから「実は啓蟄だったんだよ」と言われても損した気分と共に、「早く言えよ」ってなると思います(笑)
また人間は「早いもの好き」
だから季節も早め早めになったところもあるんだと思いますよ。
・二十四節気をひとつ戻す
と、ちょうど良い気もします。
例えば「啓蟄」のひとつ前は「雨水」。これは雪から雨に変わる季節で雪も解け始めるとされています。
昨日大雪が降った地域もあるのですが、雨模様の市原市にはピッタリ(笑)
ただ「冬至」や「夏至」、「春分」「秋分」などはずらすことは出来ませんね。
なんて屁理屈ばかり書いてみましたが(笑)、季節は確実に「春」を迎えようとしています。
そして日本では「春」と言えば「卒業」や「入学」「入社」など節目を迎える季節でもあります。
私事ですが、息子は今年中学校を卒業し高校に入学します。正に節目。
私ももしかしたらなんらかの「節目」を迎えるのかもしれません。
これも「変化」というキーワードに繋がっていきます。
「啓蟄」で這い出てくるのは、もしかしたら虫ではなく我々「人間」なのかもしれませんよ。
また良くないことや「恐れ」も這い出てくるかもしれません。季節の変わり目とはそういうものなのでしょう。
何かを卒業されるみなさん、恐れずに一緒に行きましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます!