阪神淡路大震災から30年

こんにちは。

阪神淡路大震災からちょうど30年が経ちました。
当時私は25歳。ファミリーレストラン副店長をしていて、テレビの報道で発災を知りました。
ただ、関東では連日報道はされていましたが、距離もあることから何処か他人事のような空気感もあったように記憶しています。

ボランティアが多く集まり災害ボランティア元年とも言われています。また当時は県知事からの要請が無いと自衛隊が出動出来なかったようで、初動の遅れを色々と批判もされていましたが、今では改善されて、災害時の自衛隊として切り札的組織と認識されています。

・災害大国日本
何とも嫌な称号ですが、全世界の0.25%の国土しかない我が国ニッポンは、
・マグニチュード6以上の地震回数 20.8%
・活火山数 7.0%
・災害死者数 0.4%
・災害被害額 18.3%
勿論地震だけではありません。自然的条件から、台風・豪雨・豪雪・洪水・土砂災害・津波・火山噴火などが多発する「災害大国」なのです。

以前「防災と減災」という記事でまとめたように、これだけ災害が多い国で災害を防ぐという字面の「防災」は勿論大切なんですが、被災を減ずる意味の「減災」を常日頃から心がけるべきなのは当然。
しかしひとは忘れてしまう生き物なんですね…

・生活と習慣に組み込む
例えば、今までは非常食として準備するという発想から、常日頃から食材をストックしておいて日常で在庫を回すという所謂「ローリングストック」という手法があります。
我が家ではキチンと管理はしていませんが、日常からある程度ストックしておいて、賞味期限を見て消費する。消費した分を買い足すということが日常になっています。

また家の中はスリッパですごす(散乱したガラスなどから足裏を守る)など、日常的な動作や習慣に組み込むことも大切だと思います。

「習慣の実践の実験」と当ブログでは過去にお話していました。習慣化はひとを、生活を良くも悪くも変えることが出来るのです。
そこに「減災」という意識で習慣化を取り入れても良いのだと思います。

・心持ち
減災のお話、災害時の対応などは色々とありますし、前述の記事でも取り上げました。
手法や対応方法・知識も大切なのですが、一番大切なのは心構えというか心がけというか、「気にしているかどうか」だと思います。

自動車の運転で「だろう運転とかもしれない運転」ということを教習所で習ったと思います。
「飛び出してこないだろう」という心持ちと、「飛び出してくるかもしれない」という心持ちとでは、全く違うという話です。
これは災害にも言えることで、地震で揺れても「大したことは無いだろう」と思ってしまいがちです。
これを「大きな災害になるかもしれない」という心持ちでいるだけでも、その後の対応が変わってくると思います。
(勿論、危機を煽るようなことはNGです)

そういった意味では、日本に住んでいる限り「常在戦場」な訳です。

30年前に犠牲になられた方々、被災された方々に心よりのお見舞いを申し上げると共に、
改めていつ来る「かもしれない」災害に先ずは「心持ち」から備えていこうと思う1月17日です。

最後までお読みいただきありがとうございます!