こんにちは。
今日1月10日は110番の日です。そのまんまですね(笑)言わずと知れた警察関係への緊急通報の番号です。
昔は地域によって警察への緊急通報の番号は違っていたようですが1954年に統一されました。
覚えやすい番号で誤報の無いように3ケタにする。また当時のダイヤル式電話機から掛けやすいようにストッパーから一番近い1から始まり誤報を防ぐために最後はストッパーから一番遠い0にしたという説もあるようです。
その他の緊急通報用の電話番号として
・119→消防・救急
・118→海や川など水上事故・事件
・189→児童虐待(児童相談所)
などがあります。
他の3ケタ番号として有名なのは
・117→時報
・177→天気予報などがあります。
時刻などはそれこそどこでも確認出来ますよね?同じように天気予報もスマホやパソコンで簡単に調べることが出来ます。
それでもスマホやパソコンの苦手な高齢者には需要はあるようですし、情報供給源は多いほうがいいとも思います。
天気予報は紀元前からありました。当時のひとたちには天候は今より重要な要素であったことでしょう。
しかし予測は経験則に基づいたものであり所謂「夕焼けの次の日は晴れる」ようなもので必ずしも当たるという訳ではなかった。
それから時代は下って日本では1875年に東京気象台(現在の気象庁)が設立され気象観測が始まって1884年に日本初の天気予報が始まりました。
当時はインターネットどころかテレビもラジオもなかったので、朝6時、午後2時、午後9時にこれもスタートしたばかりの警察制度により設置された東京の交番に天気予報が掲示されて人々はそれを見に行っていたそうです。
ラジオでの天気予報が始まったのが1925年、1953年に始まったテレビ放送により天気予報は発展し、1974年に全国に設置されたアメダス(地域気象観測システム)、1977年に打ち上げられた気象衛星「ひまわり」などにより沢山の情報を分析出来るようになり結果予報精度はあがり現在ではスーパーコンピュータによる分析により長期予報も出来るようになってきました。
経験則から始まり統計、観測などで予報の精度が上がってきた。自然を知る上では当然の流れかもしれませんが、ではなぜ地震は予報(予知)出来ないのか?
勿論沢山の研究機関が今現在も研究を続けています。ただ天気と違って時間のスケールが全く違うからだと思います。
例えば地震が「いつ」「どこで」「どの程度の規模」なのか3つ揃わなければ地震予知とは言えません。
「どこで」と「どの程度の規模」というのは過去の地震の記録や今現在判っている地震のメカニズムによりある程度は推測出来ます。「南海トラフ地震は今後30年以内の発生確率は70~80%」というような予測ですね。
概ね100年から150年周期で発生していると言われている南海トラフ地震ですが、時間のスケールが数十年単位なのです。人生100年と言われていますが、とっても長い地球の歴史からすれば地震発生が100年ズレても誤差と言える範疇なのです。
将来的には地震予知は出来るようになってくるのかもしれません。しかし今現在では出来ないのが現実です。ではどうすれば良いのか?
以前の記事でも書いたように「減災」への取り組みを強化していくことだと思います。
内閣府がまとめた「減災のてびき」には今すぐ出来る取り組みとして7つの備えを提唱しています。
1:災害を少なくする「自助」「共助」
2:災害時の地域の危険を事前に把握する
3:地震に強い家
4:災害から命を守る(家具の固定など)
5:非常用持ち出し袋の準備や備蓄をする
6:家族で防災会議を行う
7:地域との繋がりを大切にする
元旦に大地震があったせいもありどうしても「防災・減災」に話が行ってしまいますね。
7つの取り組みの解説はちょっと長くなりそうなので明日改めて記事にします。
記事を分けて記事数を稼いでる訳ではありません(笑)
とりあえず今日はこの辺りで。
最後までお読みいただきありがとうございます。