こんにちは。
全国8000万人(適当)のオカルト好きのみなさん、お待たせしました。
本日は「バミューダトライアングルの日」です!
・バミューダトライアングルって?
新興家電メーカーの名前に似ていますが違います。
アメリカのフロリダ半島先端と、プエルト・リコ、イギリス領バミューダ諸島の3か所を結んだ三角形の海域のことで大西洋に位置しています。
三角形なので「トライアングル」。この海域では、昔から沢山の不可解な事件・事故が発生しているのです。
・フライト19事件
1945年12月5日、アメリカ海軍のTBFアヴェンジャー雷撃機5機14名が訓練飛行中にバミューダトライアングルで消息を絶った事件。この事件をきっかけに12月5日は「バミューダトライアングルの日」となったそうです。
事故原因として通信記録からコンパスが誤作動したことは確認されているようですが、確たる原因は不明で今でもさまざまな仮説が提唱されています。
そして乗員も機体も未だに発見されていません。
更には、捜索に出た飛行艇2機のうち、1機が行方不明になりこちらも未帰還となってしまいました。
フライト19事件以前も以後にも行方不明になる航空機や船舶が相次ぎ、さまざまな噂や尾ひれがついて「バミューダトライアングル」は「魔の海域」と呼ばれています。
・さまざまな説
理由に挙げられる説はいくつかあります。
①:天候急変説
バミューダトライアングルの海域は、海上竜巻やハリケーンが頻繁に発生。年間500個の海上竜巻が観測されているそうです。
秒速40メートルからなんと80メートルに達する猛烈な風によって事故が起きたとする仮説。
確かにそんな風では航空機も船舶もひとたまりはありません。
しかし船舶はともかく、航空機はこれを避けることは可能だとも言われているので決定的な要因とは言えないかもしれません。
②:磁力以上説
巨大な磁鉄鉱の塊が現地に存在することが確認されているそうです。この磁力によってコンパスは勿論、観測機器も影響を受けて方向を見失ってしまい、結果遭難したとする説。
だとすると、現場に近づく航空機や船舶はもれなく影響を受けると思われます。
「魔の海域」と呼ばれていますが、問題の無い飛行・航行のほうが実は多いのです。
③:メタンハイドレード説
2003年と、比較的最近発表された説。
メタンハイドレードとは、海底に氷の状態で存在するメタンの結晶で、日本近海にも存在します。
メタンハイドレードが気化して海上に上昇すると、水圧から開放された泡が巨大になり船を飲み込んでいく。
また海底でメタンハイドレードが爆発することで海上では直接衝撃波を受ける。
空中には電磁波により影響を受ける。またメタンが気化することで空気中の酸素を燃焼させる内燃機関(レシプロエンジンやジェットエンジン)が酸欠に陥り、墜落してしまう…
個人的にはこの説が一番説得力がある気がしますね。
④:ブラックホール説
さぁ、いよいよ「トンデモオカルト」の時間です(笑)
バミューダトライアングルは地磁気や気象の影響で、時空の歪みが発生しやすく、結果ブラックホールが発生。それに飲み込まれたとされる説です。
ブラックホールなんてそうそう簡単に出来ないと思いますし、出来たら出来たで地球規模の厄災になるような気がします。
現代科学では解明出来ない何かがあるのでしょうか?
⑤:宇宙人によるアブダクション(誘拐)説
説明に困ると「宇宙人」や「幽霊」が出てきますが、ここバミューダトライアングルも例外ではありません。
UFOに乗った宇宙人が何かしらの目的を持って、ここバミューダトライアングルで地球人を誘拐しているという説。
宇宙人が何故バミューダ海域に居るのか判りませんが、これも当然ながら現代科学では証明出来ていません。
・荒井的バミューダトライアングル説
はじめに断っておきますが、死者・行方不明者が現実に出ているので、茶化す訳でも軽々に語る訳でもありません。
ただ、バミューダトライアングルに限らず、例えばお住まいの地域でも何故か事故が多い道路などある筈です。
そして原因は、スピードが乗りやすい場所だったり、見通しが悪かったりと、何かしらある訳です。
実はバミューダトライアングルも他の海域と比べて事故や事件が突出して多いという訳ではないようですが、不可解と思われる事件・事故が多いとされています。
理由として前出の「メタンハイドレード説」を支持したいところですし、一番合理的な気もします。
しかし中には「バミューダトライアングルだから」という思い込みだったり、イメージを利用して吹聴している事柄も多分にあると思われます。
つまり「魔の海域」というレッテルからひとはそう信じてしまうのだろうということです。
ひとは当たり前なんですが、自分の視点という「一人称」で生きています。
自分が見たものや聞いた事が事実であると思い込んでしまうのです。
だけどそこには自分自身の「常識」や「固定観念」といった「バイアス」が掛かって、どうしても色眼鏡で見てしまう、聞いてしまうのです。
結果、「事実」に反することでも、そのひとにとっては「真実」となっていくのです。(その辺りは以前の記事「真実はいつもひとつ!なのか?」を読んで頂ければ幸いです)
でもね、目の前で起こっていることは確かに「事実」なんだけど、その前提自体が間違っている可能性も実はあります。
突拍子もないけど、実は世の中は映画マトリックスの世界のように脳内の世界で生きているのだと仮定しましょう。
つまり実の肉体は眠っていて、脳内活動だけで脳内で生活しているとすると、その脳内で発生するイベントは「造られた」イベントなんですよね。
その世界では「事実」なんですけど、実が無い。前提自体が違っている訳です。
以前書いた「カルダシェフスケール」という記事では、文明が行きつくと宇宙を創造出来るようになっていくなどと書きました。
そんな存在から見たら、地球の片隅で起きていることが事実かどうかなんて気にも留めないと思うし、超常現象と呼ばれる地球で説明のつかない事象も「ああ、そんなこと?」的な認識だと思います。
「物事には色んな見方があるんだなぁ」的にバミューダトライアングルを見るのが良いと思うし、
「常識では測れない、説明できないことは沢山あるんだなぁ」と思っていたほうがワクワクしますよね?
流行のアニメ「ダンダダン」には、超常現象マニア主人公が出てきますが、所謂「オカルト」って、信じる・信じないという二元的な判断ではなく、
「そんなこともあるんだなぁ、あったら面白いよね」くらいの気持ちで向き合うのが良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!