こんにちは。
高校生時代に「全国高等学校クイズ選手権」予選に出て第一問で不正解を出した荒井です。
「アメリカ横断ウルトラクイズ」が大好きだったんで弟分のクイズ番組に出られるなんてめちゃくちゃ嬉しいと思い当時の最初の開催場所である西武球場に友達と勇んで向かいました。
今ではクイズガチ勢の選手権ですが当時はまだそんな雰囲気でもなく根拠のない自信と共に参加するが速攻で退場(笑)
当時はまだ第2回とか3回目の開催とかで未だに続いているなんて凄いですね。
そのアメリカ横断ウルトラクイズですが始まるときに司会の福留さんが「ニューヨークへ行きたいか!」と叫んでいたのを覚えています。
そう決勝戦はニューヨーク。当時のパンナムビルの屋上で行われていました。そのパンナムビルですが現在はメットライフビルと名前が変わっています。
パンナムとは「パンアメリカン航空」で1970年代当時は名実共にアメリカのフラッグキャリア(日本でいうJAL的な存在)として世界中の空を席巻していました。
1927年設立の歴史あるパンナム航空ですが、競争激化などにより1981年に本社のあったパンナムビルを売却、そして遂に1991年12月4日会社破産して消滅しました…
そうなんです、今日12月4日はパンナム航空が無くなってしまった日なんです。(やっと繋がった)
1968年に公開されたSF映画の金字塔である「2001年宇宙の旅」には地球から宇宙ステーションまで往還するスペースプレーンが「パンナム航空」でした。実際は2001年の10年前に会社は消滅してしまったのですが、1968年当時では考えられなかったでしょう。
この映画には今でいうAIである「人工知能HAL9000」というコンピューターが出てきます。こちらも元々はIBM製という設定だったらしいのですが、作中で人を殺してしまうコンピューターなのでIBMが難色を示したというエピソードがあります。
IBMはパソコン部門を中国のLenovoに売却したりとそこだけ見ると衰退したかのような印象ではあるが元々絶えず事業組み換えをしている企業であるので、未だ大きな企業であることには変わりはない。
だけど2001年宇宙の旅にはソ連も大国として出てきます。ロシアにはなりましたがソ連自体は無くなってしまい、国と企業と違いますがアメリカ(パンナム航空)・ソ連という当時の冷戦構造に象徴される存在が無くなってしまっていることに時代を感じますね。
しかしこの「2001年宇宙の旅」という映画は名作と言われるだけあって後年に多大な影響を及ぼしました。
オープニングに類人猿が空に投げた武器である骨が宇宙船に変わるシーンは有名で、これまた名作と言える星野之宣さんの「2001夜物語」のオープニングにオマージュされています。
(有名のスケールが違いますが、2001夜物語もお勧めですよ!)
私も随分以前に観たのですが、難解と言われ賛否と色々解釈の違いのあるラストは今だに語られるシーンです。
久しぶりにまた観ようかな。
でもね、HAL9000がウルトラクイズに出場したら当たり前だけど勝負にならないよね。しかし人の勝負までAIが再現してしまうと途端に嘘くさくなってしまう…
失念したり間違ったり焦ったり緊張したりするところが「人間らしさ」なのかもしれませんね。
おお!忘れ物の多い私もそいった人間らしさではAIに勝っているのだ!当たり前か(笑)
最後までお読みいただきありがとうございます。