霜降に想う「変化」への対応

こんにちは。

今日10月23日は二十四節気(一年を四季や気候で二十四に仕分ける方法)で言う「霜降(そうこう)」。露が冷気によって霜となって降り始めるころとされています。
しかし私の住む千葉県市原市では23日の最高気温27℃、最低気温18℃予報で、霜が降りる気配は全くありません。
環境の変化を実感しますね。

年月を経ることにより変化、移ろうことはひとだったら成長と言ったり、ものごとでは経年と言ったりします。そしてこれは「進化」なのか「劣化」なのか「現状維持」なのかで語られたりします。
では昨今の気候変動は一体どれなのでしょう?

・過去の地球
地球誕生からおよそ46億年。その中で地球の環境はおよそ10万年ごとに暖かくなったり(間氷期)、寒くなったり(氷期)を繰り返してきたことが分かっています。
そのたびに海面は100メートル以上も変動してきました。
これは地球の地軸のブレや公転軌道の変化などによる日射量の変化などの要因が考えられています。
例えば約7000年前の縄文時代は、今より2~3℃気温が高く、海の高さは今より3~5メートル高かったと考えられています。

・今現在
今現在は「完新世」と呼ばれる「間氷期」つまり暖かな時代といえます。地球は基本的に温暖化にあるのです。
しかし、2万1千年から1万年かけて4~7℃の気温上昇があったのですが、20世紀後半からの気温上昇はその10倍のスピードで進んでいます。
この急激な変化が問題な訳です。そしてこの時期は産業革命などによる化石燃料の大量消費と時期を同じとしています。
つまり人間の活動により温暖化が加速してきていると言えます。

・変化への対応
SDGsや温暖化ガス排出抑制など、世界的取り組みがなされています。その詳細はここで語らずとも日々話題に上がっていることと思います。
ここで言う「変化への対応」とは、

1:各個人の対応
気候変動への対策が進んでいっても急激に気温が下がる(または戻る)訳ではありません。なので少なくとも各人の寿命まで(成人以降と考えるとおよそ60年から80年間)
「生きる」ことが最優先になってきます。つまり「手の届く範囲で変化に対応していく」ということです。
生活環境としての「衣食住」、個人の「心、身体、魂」の変化への対応ということです。
具体的には、着る服装の変化や住む住居の変化への対応、暑さへの身体の順応など、個人が適応出来るように皆が変化に対応していくことです。

2:社会変化への対応
ひと昔前までは「大量生産・大量消費」が当たり前の時代でした。今現在もその傾向はありますが、これからの社会は地産地消などと言われているようにその地域、国ごとの変化ああり、その集合として地球規模の変化を求められています。
変わりゆく社会への各個人の対応もしていかなければならないと思います。
「昔は良かった」的なお話はお話の中に留めておき、変わっていく社会にどう適応していくのか?

個人レベルの変化への対応が積み重なって、地域や都道府県、国、世界の対応となっていくと思います。
つまり、私が無駄にした資源は言ってしまえば世界の無駄になる訳です。
そういった視点で変化への対応を少しずつでもしていかなければならない時代になっているのだと思います。

とまぁ大それたことを言っていますが、変わることにはなかなか慣れないものです。年齢を重ねるとなおのことです。
以前の「夏至」という記事でもご紹介しました「二ーバーの祈り」を改めてご紹介します。

「神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください。」

変わることを懼れずに、勇気と知恵をもって対応していきたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございます!