台風1号

こんにちは。

例年台風被害が多くなってきました。これも温暖化の影響か?とか思っていたら早速今年初の「台風1号」が近づいてきて、明日には伊豆諸島に接近するようです。
一般的に台風の進路上からみて左側と右側では被害に差が出ると言われています。

日本気象協会HPから

このように台風進路左側は台風自体の風と進行方向が相殺するので風がやや弱まるとされています。
逆に右側は進行方向と風の向きが揃うので被害が大きくなると言われています。因みに令和元年台風15号で甚大な被害を被った我が千葉県の房総地方は台風の右側となってしまっていました。

台風は地震と違い予報が出るので備えは出来そうですね。
台風への備えを5つ簡単に説明します。

1:家の外の備え
窓や雨戸をしっかり閉める。場合によっては板を打ち付けるなどの補強をする。
飛ばされそうなものは屋内にしまう。または固定しておく。
側溝や雨樋は水はけよくしておく・

2:家の中の備え
非常用持ち出し袋を確認しましょう。ない場合は最低限必要と思われるものをまとめておきましょう
(懐中電灯やラジオ、救急用品やモバイルバッテリーなどなど)
雨戸のない窓は飛散防止のフィルムやガムテープを貼っておく。
断水に備えて水を確保しておく
非常用の食材(レトルト食材やカップ麺、缶詰など)を用意しておく

3:避難場所を確認しておく
近隣の小中学校や集会所、公民館などの場所、避難経路を確認する
連絡方法を家族で決めておく(携帯が繋がらない場合に備えて災害伝言ダイヤルなどの操作方法)
避難する時には持ち物は最小限。なるべく背負える入れ物に入れて両手がふさがらないようにする

4:情報を集める
テレビやラジオ、ネットで「台風情報」「大雨などの各種警報・注意報」などの情報収集

5:不用意な外出は控える
ついつい状況確認で外に出てしまいがちです。正常性バイアスもあり「これくらい大丈夫だろう」と思いがち
また暴風になれば屋外は勿論危険です。避難する場合は風雨強くなる前に、または自宅内で台風が過ぎるのを待つのもひとつです。

と、通り一遍の諸注意になってしまいましたが、私が一番重要視するのが、3:情報を集めるということです。
屋外の備えは飛ばされそうなものを仕舞うというのは出来ると思います。
屋内の備えも同様、また非常食や飲料水などは以前の記事にもある「ローリングストック」という管理方法を取っていれば特別用意することもなさそうです。
避難場所の開設状況の把握も情報収集、不用意な外出も情報さえあれば控えると思います。
また近隣に川が流れていて氾濫の危険があるときに確認で見に行くのはとっても危険です。先ずは情報収集、そして備えるということです。

※垂直避難
最近使われるようになってきた言葉です。文字通り緊急的に避難するときには垂直=高いところに逃げるということです。
水は低きに流れます。2階建てなら2階へ避難、それでも水が上がってくるようなら屋根の上という手もあります。
実際に屋根上に上がるのは難しい構造のお家もあろうかと思いますが、兎に角高いところに逃げるということです。

そして「火災保険」。これは大事です。
火災保険と言いながら実際に火事で保険を使うことになる確率より、台風災害で火災保険を使うことのほうが圧倒的に多いのです。
火災保険というより「災害保険」「台風保険」と言ってもいいくらいです。
因みに一昨年前あたりから火災保険の掛け金は値上がってきています。これは自然災害発生の増大により保険会社の収支が合わなくなってきたからです。

「自己責任」という言葉はあまり好きじゃないですし、そもそも「責任」は自分で取るものだから日本語としておかしいようにも感じます。
しかし災害時には先ずは自分で備えておく、または自力で避難する。これが一番重要です。
行政や救急、自衛隊の救助など所謂「公助」は直ぐに来てくれる訳ではありません。広域災害になればどこも手一杯です。
また「共助」と言われる近隣住宅や自治会の救援もあてにはなりません。みなさんも困っているはずですから。

なので先ずは自分の(家族の)命を守る行動。これに尽きます。
その上で事前に飲食物や備品、避難経路の把握などの準備をしておく。

今回の台風1号は関東では台風の左側です。比較的被害が少ないとも予想されます。
しかし万一に備えておくことは必要です。

みなさん、くれぐれもお気を付けください。

最後までお読み頂きありがとうございます!