
こんにちは。
タイトル「歴史は繰り返さないが、韻を踏む」とは、「トム・ソーヤーの冒険」で知られるアメリカの作家マーク・トゥエインさんが遺したとされる言葉です。
「歴史は繰り返す」という言葉は聞いた事がありますが、繰り返さず、けれども韻を踏むという表現。
「全く同じ歴史は繰り返さないけれど、似たようなパターンやリズムでことが起きる」という解釈をしています。
・1918年米騒動
1918年(大正7年)、第一次世界大戦の終盤。戦争特需に沸いた都市部に対し、地方では物価が高騰し、生活は困窮を極めていました。
特に深刻だったのが「米価」。
都市への米の買い占めや輸送の優先により、地方の庶民は米を手に入れられず、米屋に詰めかけた民衆が怒りを爆発させたのです。
この米騒動は、単なる食糧の不満ではなく、都市と地方の格差、情報の不均衡、そして政治不信が複雑に絡み合った、まさに「民衆のうねり」でした。
騒動は全国に波及し、政府(寺内内閣)は総辞職に追い込まれました。
・令和の米騒動
なんて言葉はマスコミが作ったのだと思うし暴動が起きている訳ではありません。
しかしコロナ禍やウクライナ侵攻による物流の混乱、異常気象、円安などにより食料品全般の価格が上がっています。
そして昨年から続いている米の価格高騰。
米の先物取引解禁など色々と要因はあるかと思うけれど、驚くほど1918年米騒動と似ているように思えます。
当時も今も、我々が抱えるのは「生活への不安」。
それが社会不安や政権への不信に変わっていく。いや、既に不信に変わって久しい。
正に「韻を踏んでいる」訳です。
今の世の中では暴動が起きる可能性は低いのかと思います。
所謂「民意」というものの発露としての「選挙」。
昨年の衆議院議員選挙、今回の参議院議員選挙の結果が民意の判りやすい結果なのです。
これから、どのように「変化」していくのか。
そしてその「変化」に我々はどのように対応していくべきなのか。
考え続けていきます。
最後までお読みいただきありがとうございます!