こんにちは。
8月に入りました。水の使用量が年間最大になる8月。1日を「水の日」、一週間を「水の週間」として限りある水資源についての啓発しているそうです。
・水に恵まれた日本
地球上およそ14億キロ立方メートルある「水」。そのうちひとが摂取できる「淡水」は僅か2.53%しかなくて97.47%が海水です。
世界年間平均降水量は880mm。一方日本の年間平均降水量は1718mmと世界平均の倍以上あります。
また国土が小さいことが幸いしてインフラを整えやすく、上水道普及率は98%。世界で安全に水道水を飲める国は12か国(勿論日本も入っています)。もう至れり尽くせりといった感じです。
勿論水道管の老朽化などで水道管破裂などのニュースもあります。また老朽化で傷んだ水道管から出てくる水道水はあまりよろしくないとは思いますが、世界基準で見たら日本の水事情はとっても素晴らしいのだと思います。
公園の蛇口をひねれば水が出てきます。無料です。「日本人は水と安全はタダと思っている」と言われています。確かにこのご時世、水も安全もタダではなくなってきている感はあります。それでも「当たり前」のように水道水(淡水)を使えている我々日本人の日常生活。これには感謝すべきだと思います。
・バーチャルウォーター
聞きなれない言葉ですよね。これは輸入している食材や飲料品をもし自国で生産するとしたらどのくらいの水が必要なのかというものです。
例えば1キロのとうもろこしを生産するためには灌漑用水として1800リットルの水が必要です。またとうもろこしをエサにする牛だと牛肉1キロを生産するためにはなんと20000リットルの水が必要だと言われています!
2005年とちょっと古い資料ですが、日本のバーチャルウォーターは年間800億立方メートル!食料自給率が40%を下回っているのでこの数字なのでしょう。
食糧輸入は仕方ないことかもしれません。しかし逆に言えば他国の水資源を奪っているということにもなります。
これだけ水資源に恵まれた日本でそんなことになっているとは…
・SDGs
持続可能な開発目標としてのSDGs。6番目に「安全な水とトイレを世界中に」という目標が掲げられています。今だ世界には水に困っている地域もあるのです。
日本に住んでいると当たり前のように水道があり、下水道もあり、衛生的な生活が出来ています。しかし世界的に見ればとても有難いことなんですね。
ひとの身体は60%が水分と言われています。水が無ければひとは3日しか生きられないとも言われています。
「水」のありがたさを感じて、感謝すべき日。
そしてみなさん、水分補給をこまめに暑い夏を乗り切っていきましょう!
最後までお読み頂きありがとうございます!