わかりにくいをわかりやすく

こんにちは。

衆議院議員選挙も終盤。選挙カーからの必死の呼びかけが聞こえてきます。
しかしなんだかいま一つ盛り上がりが足りないような気がしているのは私だけでしょうか?

・消極的選択
昨今の与党の問題は確かに問題だと思います。
現在の最大与党が強いのは、保守もリベラルも自党の中にあり、党内で所謂「疑似政権交代」が出来たからだと思います。
今現在もその疑似政権交代が起きたのかもしれません。しかし最大与党の名前だけで毛嫌いされてしまっているという面もあります。

では野党に政権を任せられるのか?と聞かれれば残念ながら難しいのも現状ではないでしょうか?
以前の政権交代時に見られた熱狂も無く、野党同士でもごちゃごちゃしている感もある。

なので「仕方なく」投票している、消極的に選んで投票せざるを得ないのが現実だと思います。
これはなんとも悲しいのですが、そもそも政治家個人、政党がキチンと国民に伝わるようにお話していないからとも言えます。

しかし与党も野党も応援したくないというのであれば、どうしたらいいのでしょう?

・ひとつの考え方
「JAPAN CHOICE」というサイトがあります。これは質問に解答していくと、主張の近い政党を提示してくれるサイトです。
分かりにくいからと言って投票しないで、少しでも理解が出来るようにという趣旨のようです。
勿論、主張の近い政党を提示してくれるとは言えその通りに投票する必要も無いし、あくまでも「わかりにくいをわかりやすく」というコンセプトのようです。

私も少し試してみましたが、なかなかに面白いサイトです。
そうなんです、政治家個人や政党の主張などは刊行物やサイトに書いてあるのでしょうけど、わざわざ読むのも面倒…
政治家個人の事務所に聞きに行くのもいいかもしれません。そんなことを以前に記事にした記憶もあります。
だけど、手軽に比較サイトのような体で知ることが出来るというのは、ひとつの考え方としては正しいのかもしれません。

・投票しよう
棄権や白票。それだけはやってはいけません。「支持する政治家も政党もないから」というのは理由にはなりませんね。
総論賛成の政治家や政党に投票するしかないのが今の制度です。ならばその権利をキチンと使うべきだと思います。

そして、その制度に疑問があるのであればそれを声にして意思表示をする。なんなら近所の政治家事務所に行ってお話してもいいと思いますよ。
残念ながら今の日本では、小さな声はかき消されてしまいます。しかし声をあげ続ける。継続し続けるしかないのだと思います。
勿論、政治家を目指してもいいでしょう。私はやりませんが(笑)

…だけどね、「わかりにくいをわかりやすく」というのはとっかかりとしては良いのかも知れません。
しかしそれだけではワンフレーズの選挙になってしまいます。
以前「〇〇党をぶっ壊す!」という絶叫で圧勝したこともありましたが、他の争点は何処にいってしまったのやら…そしてその党はぶっ壊れていませんよね…

色んな考え方があってしかるべきと思います。そしてその考え方全てを汲む政治はきっとできないのでしょう。
それでも小さな声でもあげ続ける、小さな一票かもしれないけどちゃんと意思表示する。今の日本はこの積み重ねでしか変えていくことは出来ないので、諦めずに権利をちゃんと行使していきましょう!

我々有権者も学習していかなければなりませんね。

最後までお読みいただきありがとうございます!