こんにちは。
1897年(明治30年)の今日(8月20日)、イギリスの細菌学者ロナルド・ロスさんが、羽斑蚊(ハマダラカ)類の蚊の胃の中からマラリアの原虫を発見したので、8月20日は「蚊の日(world mosquito day)」となりました。
蚊は嫌ですよね。家の外に出れば刺されまくるし、寝入りっぱなに限って耳につく「プーン」という超音波…寝室に入り込んでいようものなら発狂レベルで退治します(笑)
しかし最近老眼で蚊を捉えきれなくなってきたのです(苦笑)
それはさておき、一緒に寝室にいるかみさんはあまり刺されずに私ばかり刺される…どうしてなんでしょう?
1:血液型
科学的根拠は無いとされていますが、一般的にはO型が刺されやすく、A型が刺されにくいと言われています。かみさんはB型ですが私はO型だ…
2:二酸化炭素・温度
蚊には二酸化炭素の密度が高いところ、周りより温度が高いところに向かう習性があります。体温が高く呼吸回数が多い、つまり新陳代謝が激しい人は特に刺されやすいことになります。
一般的には男性のほうが女性より基礎代謝が高いので男性は刺されやすいと言えますね。
3:湿度
蚊は湿度にも反応します。汗をかいて蒸発するとその周りは湿度が上がります。つまり汗かきのひとはより蚊に刺されやすいのです。
4:色とにおい
服装では黒系の色は熱を吸収しやすいため黒い服を着ていると刺されやすい。またにおいにも反応するので汗をかいたあとは刺されやすくなる。
また足のにおいを好むって…変態かよ(笑)
5:男女差
上記の通り、一般的には基礎代謝が高く体温も高めで汗もかきやすい男性のほうが女性に比べて刺されやすい。
うん、1~5まで全て該当しています。麻雀でいうと満貫です。だからかみさんより私に蚊は寄ってくるわけですね、わかります。
対策
殺虫剤的なものは我が家では殆ど使っていません。市販の蚊取りマットとかって薬剤を蒸散させるんですよね。ましてや「ワンプッシュで1年効く」とか怖いなぁと思います。まぁそこまで気にしなくても良いと思いますし、蚊の不快感を天秤なのでしょうけど我が家では使っていません。
ではどうしているかというと…
・網戸
当たり前なんですがこの季節網戸です。とは言え玄関の開閉や、我が家に食事に来る地域ネコさまの出入りの時に入ってくるんですよね…
・庭の水たまりを無くす
蚊はちょっとした水たまりにでも卵を産み付けます。なので水たまりが無ければ卵も産めない理屈になります。なので水のたまるようなところを無くす。雨上がりなどで少しでも水がたまったら排除する。
しかし相手はペットボトルのキャップ程度の水たまりでも繁殖するやつらです。ゼロにするには相当な労力が必要ですし、水たまりを排除しに庭に出ると蚊に刺されるというなんともやりきれない状況にもなります。
ただ、以前に庭に水槽を置いてメダカを飼っていた時期がありました。その時には体感ですが少しだけ蚊が減ったように思います。
・蚊取り線香
蚊取りマットは使いませんが蚊取り線香は使います。といっても室内では使わず、庭仕事をする時に何か所か焚いて使います。併せて虫よけスプレーも使ったりします。
・扇風機
多分これが我が家の唯一にして最強の蚊対策です。風速2メートルを超えると蚊は風に向かって飛べなくなります。扇風機の機種にもよりますし弱風では風速2メートルを超えるかどうか判りません。しかし寝る時に扇風機を回すと体感的にも蚊が寄ってこなくなります。
夏は扇風機を背負って歩きたいくらい暑がりな私なので、自宅にいる時は大抵扇風機にあたっています。寝る時は直接風にあたるのは身体に悪いので少し上にずらしたりタイマーをかけたりと工夫しますが、暑さ対策と蚊対策の一石二鳥となっています。
蚊の善悪
生き物には善悪はありません。全て人間の尺度によるものだと思っています。では「蚊」の役割ってなんだろうか?
・水質浄化
蚊の幼虫「ぼうふら」は水の中に生息します。その時バクテリアや微生物を食べます。これが水の浄化にも繋がります。
・受粉
蚊は血液だけで生きている訳ではありません。通常は草木の液や花の蜜を吸って生きています。なので結果的に受粉を手助けしている訳です。
・生態系の維持
蚊の成虫や幼虫であるぼうふらは、トンボ・トンボの幼虫であるヤゴ・アリ・クモ・コオロギ・トカゲ・カエルなどのエサになります。
もし蚊が全くいなくなってしまったら、それら生物にも重大な影響があると思います。
とは言え奴らは年間およそ83万人と、一番人類を亡き者にしている生物です。関わりを持たないほうがいいですし持ちたくもありませんよね。
蚊取りマットやスプレーも正しく使えば問題ないと思いますし、扇風機作戦も有効です。なんなら「蚊帳」でも使おうかとかも考えています。
蚊も「正しく恐れる」ということですね。
最後までお読み頂きありがとうございます!