こんにちは。
1908年(明治41年)7月25日、化学者であり東京帝国理科大学(現在の東京大学理学部)の教授であった池田菊苗博士が「グルタミン酸塩を主成分とする調味料製造法」特許を取得した日。「うま味調味料の日」と言われています。
博士は昆布の旨味成分がアミノ酸の一種であるグルタミン酸であることを突き止め、その味を「うま味」と名付けました。
甘味、酸味、塩味、苦味に続く第五の味とされる「うま味」の存在はその後、舌の味蕾にグルタミン酸受容体が発見されたことから味覚のひとつと認められるようになりました。
因みに「化学調味料」とも言われていますが、ここでは「うま味調味料」という表現で統一します。
(この言い換えにも恣意的なものを感じますがそれを話すととんでもなく長くなりそうなので 笑)
うま味調味料というと毛嫌いするひともいますが、私の結論から言いますと「過ぎたるは及ばざるがごとし。なんでも摂りすぎは良くないので自分で考えて使ってください」となります。
・うま味調味料は身体に悪い?
1960年代、中華料理を食べた少数のアメリカ人が食後に一時的な眠気、顔面の紅潮、掻痒感、頭痛、体の痺れ、軽度の背中の無感覚などの症状が出ました。
1968年に権威ある医学論文雑誌に「中華料理店症候群(チャイナシンドローム)」として記事が記載されました。ただこの記事は症状を検証した医学論文ではなく読者などの意見を載せるコラムだったので、既にこの時点で作為が働いていたということですね。
また1969年には科学雑誌の「science」にグルタミン酸ナトリウムを注入したマウスの脳に障害が見られるという論文が掲載されました。こちらも口から摂取した訳ではなく脳に直接しかも大量に注入したことで障害が起きたらしいので作為が働いているように思います。
現在ではグルタミン酸ナトリウムと「中華料理店症候群(チャイナシンドローム)」との関連がないという研究結果がある、一方で一部の消費者は科学的な裏付け無く有害であると信じてグルタミン酸ナトリウムの摂取を避けている現状があります。
恣意的な風評被害といえると思います。
しかし荒井家にはうま味調味料はありません。買う予定も今のところありません。うま味調味料が身体に悪い悪くない以前に、料理にはあまり必要性を感じていないからというだけです。
特に無くても困るものではないので使わない。以上。
塩と胡椒で大体の素材は食べられますし、そのものの味が判るというものです。シンプルイズベスト。
そしてその塩も摂りすぎれば身体によくないのです。
熱中症予防に水分補給は欠かせません。特にこの時期は飲みすぎと思えるくらいがちょうどいいとも思います。
だからと言って一日に例えば20リットルも水分を摂れば明らかに摂りすぎで体内のナトリウム濃度の低下で疲労感やだるさが出てきたりと、身体には良くないのです。
極端な例ですが、なんでも「適量」が良いのです。
そして噂に惑わされず、自分で調べて危険性を判断するという習慣は情報過多が叫ばれて久しい現代では大切なことだと思います。なので冒頭の結論「過ぎたるは及ばざるがごとし。なんでも摂りすぎは良くないので自分で考えて使ってください」となる訳です。
しかし世の中何がホントで何が嘘なのか判りにくくなっているように思います。自分で調べてそれでもわからないこともあるかと思います。
そんな時には「気にしない」
気にしすぎると、つまり「ホントは身体によくないのは解っているんだけど…」なんて考えて食していたらホントに身体に悪いものになってしまいます。ポテトチップスも食べられません(笑)
だったらたまにはいいんじゃね?くらいに捉えて食べる。それで良いと思います。
以前、生のきゅうりにごま油とうま味調味料を少しだけかけて食べたら美味しかったのです。食べすぎはなんでもよくないのだから、たまにはいいんじゃね?程度に付き合えば問題ないでしょう。と荒井は思います。
化学調味料絶対反対派のかたもいらっしゃると思います。それはそれで尊重し理解出来ます。だからといって強固に押し付けるのもどうかと思います。
やっぱり「尊重」と「理解」ひとの世の中には必要ですよね。
最後までお読み頂きありがとうございます!