こんにちは。
きょう8月12日は「君が代の日」。1893年(明治26年)のこの日、文部省が訓令「小学校儀式唱歌用歌詞並楽譜」を布告し、小学校の祝日・大祭日の唱歌に『君が代』『一月一日』『紀元節』など8曲が定められました。
8月は6日に広島、9日に長崎にそれぞれ原子爆弾が落とされ、8月15日の終戦となるのですが、お盆の時期とも重なるのでテレビなどでは先の大戦を振りかえる報道が例年なされていますね。
忘れてはならないことはあります。そういった意味でもこれから毎年この時期にみんなで考えるという流れになってきていること、論調に右も左もありますが、それも含めていいことだと思います。
日本の「国家」である「君が代」、平安時代の「古今和歌集」にある「詠み人知らず」の和歌にイギリスのい軍楽隊長ジョン・フェントンさんが日本に国歌が無いのを残念に思い作曲を申し出たことが始まりとされています。
しかし曲と歌詞が合っていないということでその後1880年に宮内省の林廣守さんが改めて作曲しドイツ人音楽教師のフランツ・エッケルトさんが編曲したというなかなか複雑な過程を経て完成します。
歌詞のなかにある「さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」というところ、以前「石の日」に書いた記事では「鉱物も地中で溶解されたり圧縮されたりして変成することによって「成長」すると言っても間違いではないのでしょう。」といった見解でした。
これはこれで間違いはないのですが、実際にある「さざれ石」とは、学名がついていて「石灰質角礫石(せっかいしつかくれきがん)」。
長い時間をかけて石灰岩中の炭酸塩鉱物が雨水に溶け出し、それがコンクリート状になり多くの角礫を結合することで形成されます。
つまり細かい石が長い年月をかけてくっついて大きくなるということがあるということです!いやー、勉強になりました!
長らく事実上の「国歌」として位置づけられていましたが、1999年の「国旗及び国歌に関する法律」で法的にも国歌とされた「君が代」
戦前から続く国歌であり、「君」が天皇陛下を表しているからか「軍国主義」的な思想につなげられてしまうことがあります。
私の私見としては、戦争で負けたからといって国家は連続して存続している訳なので引き続き「君が代」が国歌であることに不都合などは全くないように思いますが、まぁ色々なご意見があっても良いのかと思います。
色々と問題もある現代の日本ですが、先人たちのおかげで先進国の一国となっています。日本に産まれたということは、あまり好きな言葉ではありませんが国ガチャで言えばとっても恵まれていると思います。
言いたいことを言える国でもあります。そんな日本が「千代に八千代に」続くことを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございます!