こんにちは。
もうね、8月4日はタイトル通りの語呂合わせで「箸の日」です。勿論「橋の日」でもあります(笑)が、「箸」に関して一席。
・世界の食事事情
コロナ禍が明けて日本に外国のかたが沢山いらっしゃっています。外国のかたが慣れない「箸」を使って食事をされる姿はテレビなどでよく見かけますね。
では日本以外の国で主にお箸を使っている国はどのくらいあるのでしょうか?
お箸
箸を使う文化は、世界のおよそ28%の文化圏が該当し、主にお米を主食としている国です。日本・中国・韓国・シンガポール・ベトナム・タイなどの国です。
その中でも基本的に箸だけしか使わずに食事をするのは日本だけで、他の国はスプーンやレンゲを併用するようです。
ナイフ・フォーク・スプーン
こちらもお箸同様に28%の文化圏が該当。所謂「カトラリー」を使う国はパンや肉類を主食とする国が多く、ヨーロッパ・南北アメリカ・ロシアなどです。
カトラリーを使うのは比較的新しい文化だそうです。
手で食べる
3つの食べ方で一番歴史が古いのは手で食べる文化です。まぁ当たり前なんですが人類は猿から進化してきたと言われています。
大昔は猿がエサを手で食べるようにひとも手で食べできました。そして今でも手で食べる国は沢山あり、およそ44%が該当すると言われています。
東南アジア・中近東・アフリカなどの文化圏が該当するのですが、文明が遅れているという訳ではありません。ヒンズー教やイスラム教では右手のみで食べるなど宗教的な食事マナーにより手で食事しています。
日本でも昔は手で食べていました。今でもおむすびやパンは手で食べますよね。
つまり世界中では手で食べる文化が一番多くて10人に4人が手で食事していることとなります。
・お箸の国のニッポン
日本人は箸に始まり、箸に終わる民族です。生後100日を祝う「お食い初め」でお箸を使います(実際は親が使いますけどね)そしてお箸を使うことを当たり前のように教えられます。
それからほとんどの食事ではお箸を使い生きていきます。
そして人生が終わり荼毘に付された後、お骨を箸で拾い上げられます。
お供え物のごはんにはお箸を立てて供養します。
「はし」とは「はし」と「はし」を繋ぐという意味があります。端と端を繋ぐ「橋」。はしごは高いところと地上を繋げる「はし」なのです。
「箸」と「橋」と「端」って読み方が共通だけでなく、元々の意味合いも近しいものがあったんですね!
そして日本人は「箸」を他のひとと共有しません。基本的に自分の箸を使うことと思います。
それはだ液がつく箸にはそのひとの魂が宿ると信じられてきました。お箸は自分の分身なのですね、だから自分の箸を使う訳です。
そして神さまと繋ぐ役割がある「はし」=「箸」となった訳です。
全てのものに神さまが宿るとされている日本の文化をよく表しているように思います。
外国のひとに聞かれたら、自慢げに伝えてあげてください。
お箸の国のひとだもの
最後までお読み頂きありがとうございます!