こんにちは。
今日10月17日は「神嘗祭(かんなめさい)」。その年に収穫された新穀(初穂)を天照大神に捧げる感謝祭になります。
11月23日には「新嘗祭(にいなめさい)」があり、こちらは同じく新穀を天神地祇に供えて感謝の奉告をし、お供え物を神からの賜りものとして自らも食す儀式になります。
捧げる神さまと自らも食すという違いがあります。
神さまへの感謝が先なんですね。
神嘗祭も、新嘗祭もとても重要な祭祀とされていて古来より連綿と受け継がれてきているのです。
それだけ昔もそして今も「五穀豊穣」であることに祈りを捧げている訳です。
食は健やかな身体をつくる基本です。食の大切さは言うまでもなく、五穀豊穣を祈る祭祀も大切だということです。
ちょっと極端な言い方をすれば、作物の実りは気候に左右されるので祈ったところで変わらないとも言えます。
しかし人生に於いて最も大切なことのひとつである「感謝」。そして神という目に見えない存在に感謝を捧げるということは、ひいては自分自身への心の安定にもつながるのだと思います。
それを国家単位で「感謝」を捧げる存在。やっぱり天皇陛下は途轍もない存在なんですね。
太古から捧げられた祈りには色々決まったかたちもあろうかと思います。
それはともかく、食べられることに感謝、「いただきます」をもう一度かみしめて食事をする。心の中で「感謝」する。
我々の「神嘗祭」はそういったことだと思います。
「いただきます」
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