こんにちは。
今から72年前の1952年(昭和27年)4月28日、「日本との平和条約」(サンフランシスコ条約)が発行。日本が主権を回復しました。主権回復の日とされています。
当時から国ごとに思惑があり、また日本国内でも単独講和か全面講和かで対立がありましたし沖縄や奄美、小笠原などはそこから後に返還されたので多々問題もあったと思いますが、そこからお話すると長くなりますので割愛させて頂きます。
ただこの条約が戦後の日、というより今の日本を決定づけたと言っても良いと思います。
私見ですが、日本はアメリカの占領政策の実験の実践で最大の効果をあげられた国なのだと思います。
なぜなら史上初めて核の被害国であり、周到に準備された大空襲を受けたのにその加害国であるアメリカに対する好意的な感情が2021年で71%もあるのだからおかしなものだとも思います。
話を戻し内容と推移は兎も角として、日本が「表向きには」主権を回復したことは喜ばしいことだったと思います。
しかし戦後の現実はアメリカの意向で日本は左右されてきたことも事実です。言ってしまえば今日本にある問題の多くはこのサンフランシスコ条約に端を発してると言えると思います。
もちろん戦争反対です。しかし現実に世界では戦争・紛争は今をもっても無くなりません。
日本は太平洋戦争から戦争をしていない平和な国だと言われています。国内的な平和は日本人自身の努力だと思います。これは誇れることです。しかしだからと言ってそれで良いのかと言われればそれで良いはずはありません。
世界平和の処方箋は私には判りません。でも少なくとも「理想」を語り行動することは大切だと思います。
その上で、それでも残念ながら通じない国(ひと)がいることも事実です。これに対抗するには力も必要なんだと思います。
そういう意味では案外日本は制約がある中でしたたかに立ち回っているようにも思います。私より賢い方々が沢山の知恵を絞ってきたことでしょう。
ただ、軍事にお金を使わずに経済力を鍛えてきた日本が、その経済力も陰りが見えてきて、更には人口まで減り始めている…確かに危機ですね。
とは言え私はここまで書いておきながら実は日本はそれでも上手く立ち回ると思っています。少子高齢化の壮大な実践国となり、諸問題もありながら別の答えを日本は見つけていくと希望的観測ですが楽観もしています。(それでも数十年先の話だとも思います)
とりあえず我々は「手の届く範囲」で「個」として鍛えていくしかないのかも知れません。自分自身の「主権」は維持していきたいと思います。
珍しく政治的な記事でしたがいかがでしたか?
最後までお読み頂きありがとうございます!