「石」を崇めよ!

こんにちは。

1月4日は語呂合わせで「石の日」。
岩未満、砂(砂利)以上の大きさの鉱物質の塊が石です。以上。

と言うか、石って人類が初期に利用した道具のひとつ。石で出来た石器には矢じりやナイフ、食事に使う器や器具、釣り針など多種多様な石の利用方法がありました。今でも石焼とかありますしね。
また建築材料にも使われたりと利用するシーンは今でも沢山あります。

誰もが一度は石ころを投げて遊んだ事があると思います。当たれば当然痛い。その昔は戦争にも利用されていて石を投げて(印字打ち)相手を殺傷するという立派な武器でもありました。

身を飾る宝石も石。石について語りだすと長くなるのですがひと昔前、パソコンのCPUも「石」って呼んでたりしたのってご存知ですか?

・CPUって?
Central Processing Unit(中央処理装置)の略がCPU。インテルのCoreシリーズやAMDのRyzen、appleのMシリーズなどが有名どころですね。
コンピュータの要と言える部品です。
このCPUのことを「石」と呼んでいた時代もありました。

・なんでCPUが「石」と呼ばれてたの?
初期の半導体には、鉱石がそのままパーツとして使われていました。トランジスタラジオとか「一石ラジオ」とか呼ばれていたりもしました。

パソコンのCPU周波数がまだ3ケタだった頃、当時限界に達しつつあった「周波数の伸び悩み」問題にIntelが対策として「中の回路はそのままで、ベースとなる石だけを変えて周波数を上げる」という画期的な方法が考案されました。
要するに材料を変えたら性能が上がったということで、「石が変わって倍速!」などと言われることになり、「CPUって石(鉱物)で出来ているんだ!」という認識が広まった訳です。
これを機にCPUが「石」と呼ばれるようになりました。(諸説あり)

当時は「このパソコンに使われている石はなに?」と聞かれればそれは搭載されているCPUのことで、「IntelのPentiumだよ!」とかいう受け答え。
ここ最近では聞かなくなりましたね。

時代遅れのことを比喩として「石器時代かよ!」などと言ったりもしますが、コンピュータという最新デバイス、勿論スマートフォンにも「石」が大切な役割をしているのです。

世界各地には「巨石信仰」などもあったりして、数世紀(なにもなければ半永久的に)形を変えることのない「石」には、やっぱり何かの力があるのかもしれません。パワーストーンとか言いますしね。

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