
こんにちは。
今年発行された新一万円札の新しい顔となった、日本資本主義の父と言われる渋沢栄一さんの名言のひとつに、
「四十、五十は洟垂れ(はなたれ)小僧 六十、七十は働き盛り 九十になって迎えが来たら 百まで待てと追い返せ」
という言葉があります。
ご自身も91歳まで生存されたようで、昨今言われる「人生100年時代」を戦前から先取りしていたような慧眼は、ホント素晴らしいと思います。
私個人としては、身体が動くまで何かしらの仕事を続けたいと思います。保険の仕事も含めてね。
なので「洟垂れ」です(笑)
社会に出て働き始めて幾年か経験を積んだ頃、ちょうど30代くらいでしょうか。
その年代になると会社勤めならある程度の役職になっているかもしれません。専門職や若い頃から個人で事業を続けているかたも、動く身体にはっきりした頭、それに経験がつき始める、まさに「脂がのってきた」時期といえます。
私もそうでしたが30代って仕事ひいては人生に対して自信を持ち、なんとでもどうとでもなる的な感じがしていました。
これを「30代の万能感」と私は勝手に名付けています(笑)
そう言えば私も最初の転職は30歳の時で、「何処に行っても俺なら通用する!」という謎の自信がありましたね(笑)
先日ちょっとした機会でしたが、30代後半のひとから教わる機会がありました。私は教わる立場ですし当然敬語で丁寧な態度だったと思います。
そのかたの個性も多分にあるとは思いますが、敬語とタメ口が混ざった言葉。
私は全く気にはならないのですが、周りは少し気にしていた様子もあります。
そして言うことと自身の行動にも齟齬があったり、前言とちょっと違うことを言っていたりしています。
却って私から見れば微笑ましいのですが、周りは更に気にしだした様子。
なので「全く気にしていません。というか微笑ましいですよね」みたいな大人の回答で対応。
勿論私もここで書くということは、全く気にしていないという訳では無いと思います。ひっかかりを感じたのは事実です。
でもそれを咎めだてする気も、必要も全く無いのです。時間と労力の無駄と関係性を壊すことを考えたら全く建設的ではない。そう考えるのも私の性格なのかもしれません。
ふと振り返ると、私自身の30代も同じだったように感じます。ファミレス時代では歳上の部下も持ったことはあります。確かに敬語とタメ口が混ざった対応をしていたように思います。
勿論ひとによって差異はあると思います。だけどこの「30代の万能感」は結構みなさんあると思います。
生意気くらいがちょうどいいのかもしれません(笑)
逆に言うと「歳を重ねたからこそ」「30代の万能感」を超えていくのかもしれません。
上記の渋沢栄一さんの名言に30代が含まれていないのはなぜなんだろう?と思っていましたが、今ではなんとなくわかります。
その「謎の万能感」を超えてきてはじめて「洟垂れ」になるんだと思います。
30代のみなさん、そのまま突っ走りましょう!
40代、50代のみなさん、まだまだ洟垂らして、働いていこう!(笑)
そして60代、70代のみなさん、まだまだ働き盛りです!
10代、20代のみなさん、「学ぶ」とは「真似る」、「まねぶ」が語源と言われています。
先輩たちを「真似て」「学んで」いきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます!