こんにちは。
1962年(昭和37年)の今日、「住宅表示に関する法律」が施行されたことで5月10日は「街区表示板の日」となっています。
・街区表示板
説明するより実物見たほうが早いでしょう。
これです。
電柱などに所在する住所が記載されたプレートのことですね。
それこそ紙の地図がメインの時代に初めての土地で住所を探す時などにはよく探したりもしましたが、スマホで住所検索が出来る今ではあまり顧みられることは少ないでしょう。
・紙の地図
昭和のおっさんネタになりますが(笑)、私が免許取りたての頃(ちょうど昭和から平成に変わるころ)、クルマでお出かけの時には紙の地図(ドライブマップルなど)が必須でした。
お出かけ前に地図を見ながらドライブプランを立てることが何気に楽しく、また周辺のお店などの情報も記載されているものもあり、脳内バーチャルドライブを楽しむことが出来ました(笑)
実際のドライブ中でも道を間違えたり、途中で現在地が判らなくなった時にも地図を開いて調べる。走行中は流石に運転者は見られないので助手席のひとに確認してもらったり(正に助手でした 笑)してました(グループで出かけると地図を上手く読めるひとが助手席に座りました)
デートドライブだと如何に頭の中に叩き込んで迷わずスムーズに行けるか!なんて昭和男の見栄でしたね(笑)
・カーナビ
1981年に民生用で世界初のカーナビゲーションシステムが登場します。詳しくはリンク(Gazooさん)からお読み頂ければと思います。
とは言え当時はGPSも無く(軍事利用はされていたが民生利用はされていなかった)、透明のセルロイドの地図を差し込むというとってもアナログな方法でした。
その後1987年にトヨタが「エレクトロマルチビジョン」を発売。地図データはCDロムで画面に表示する形となりましたが相変わらずGPSは無し…GPSの利用は1990年代に入ってからとなります。
当時20代であった私にとってはカーナビなんて高嶺の花で方向感覚にも無駄に自信があったので「地図さえあれば十分!」なんて指くわえながら言ってました(笑)
・スマートフォン
ガラケーでも地図が見られたりもしましたが、やはり今の形(iphone型)のスマートフォンの登場・普及でドライブ地図問題(なんてあるのか?)は一変します。
スマートフォンさえあれば現在地の確認から行先の検索、ルート案内、途中や目的地の観光情報まで殆ど調べることが出来ます。
実際、コロナ禍の時に福島県まで家族で車中泊ドライブに行った時にはgoogle先生に聞くだけでカーナビの代わりや観光情報、近くの日帰り温泉、当時各地の自治体で発売していた観光チケットの情報など、全て事足りました。
仕事でクルマ外出する時にもカーナビは使わずにスマホで検索、ルート案内、道中のオーディブルや動画聴取など車載ナビは全く使いません。便利な世の中になったものです。
なので「街区表示板」と言われても「ああ、あったね」くらいでそのうち無くなるんじゃ?とか思っていますが、実はgoogle先生も、地図大手のゼンリンさんもデータや画像などの情報収集はある程度の自動化や第三者からの地図情報提供があっても最後には現地をひとの目で調べたりカメラカーを走らせたりと「ひとの手間」が掛かっています。
そういったひとたちにとって「街区表示板」は今だ大切な情報でしょう。
我々が利便を享受出来ているのはそういったひとたちのお陰でもあり、ひいては「街区表示板」のお陰な部分もある訳です。なんにでも感謝ですね。
最後までお読み頂きありがとうございます!