母とお袋

こんにちは。

久しぶりすぎる痛風発作の兆候が出てきて戦々恐々としている荒井です。「どれだけ薬を飲まずに済むのか?」という人体実験中なので自業自得と言えばそれまでです(笑)

さて5月の第二日曜日は「母の日」です。家族の形は色々あろうかと思いますが、ひとは誰しも母親から産まれてくるのは間違いありません。
親子の関係性もさまざま、境遇もさまざま、とは言えこの記事を読んでいるということは「今ここに在る」のは間違いありません。そのことには感謝すべきでしょう。

・袋物の日
ところ「母の日」と同じく5月の第二週は「袋物の日」でもあるようです。「ようです」というのは、制定した「日本ハンドバッグ協会」が今では「日本バッグ協会」となっておりその過程でなのか判りませんが、日本記念日協会のホームページには「袋物の日」の項目が今現在ありません。

「袋物」とはハンドバッグやバッグ類のことで、「母の日」→「お袋の日」→「袋物の日」となったようです。「母の日」にはハンドバッグを贈る習慣を広めことで袋物のアピールをしたいとのことからですが、女性の身の回り品を勝手に買って気に入ってもらえるのだろうか(笑)

・お袋さん
幼児期は「ママ」、少年期から青年期には「お母さん」、中年期から「お袋」と自分の母親を呼ぶことがあります。私も実母を「お袋」と呼んでいます。
「お袋」の語源は諸説あり、
①子どもは胎内から産まれてくるから
②幼児期はふところに抱かれているので、「ふところ」から「おふくろ」に変化した
③鎌倉から室町時代、一家の家計は母親のやりくりであり、金銭を入れた「袋」を管理しているのが母親だから「お袋さん」と呼ばれるようになった。
男性がお袋呼びをするのが多いのですが、昔は女性もお袋呼びをしていたようです。

・実母のみの呼び方
家庭にもよるのでしょうけど、子どもが産まれると自分の妻のことを「お母さん」、自分の夫を「お父さん」と呼んだりすることがあります。
でも「お袋」さんは実母だけです。これも面白いことですね。
因みに我が家は息子は「パパ・ママ」呼びですが、夫婦間は「名前呼び」です。自分のお父さん・お母さんではないので当たり前なのですが、最近はそういった家庭が増えているように思います。

・変わる日本語
現代で「お袋」呼びするのはおそらく40代以上のひとが多いと思います。ありていに言えば「若いひとは使わない」言葉になってきているようです。こんなところにもジェネレーションギャップがあった(笑)
今のひとたちは「おかん」と呼んでいることが多いようです。「おかん」はご存知関西系の方言で母親を指す言葉です。うん、確かに呼びやすいし気兼ねが無い気がする。
因みに「あかん」「おかん」「なんでやねん」は、3大関東圏でもかなり使われている関西弁だと思っています(荒井調べ。ソース無し)
恐るべし関西弁の浸食力(笑)しかし友人のネイティブの関西人に言わせると「関東人が関西弁喋ると発音が全くなっていない」とのことです(笑)

きっと「お袋」はすでに死語なのでしょう。以前の記事でも書きましたが、日本語はどんどん変わっていきます。
これから先、「お袋」に変わるどんな呼び方が主流になっていくのか?興味があるところです。
願わくば「お袋」と同じように親しみと感謝のこもった言葉でありますように!

最後までお読み頂きありがとうございます!