第八回 PTAカフェ開催して想うこと

こんにちは。

今日は第八回となるPTAカフェを開催しました。ご参加頂いた方々、ありがとうございました。
沢山のお話が聞けてとっても学びとなる時間でした。その中で出たお話を共有させて頂きます。

・不登校
全国で30万人と言われる小中学生の不登校。私の子どもも「起立性調節障害」に罹り朝から学校になかなか行けない日がありました。
ひとくちに不登校と言っても原因は子どもたちそれぞれなので、これという一律の処方は無いのだろうと思います。
昭和世代の私はついつい「学校行け!」と言ってしまいますが、それでは解決にならないのでしょう。そもそも解決するという問題ではないのかもしれません。

有り難いことに私の子どもは部活動(ソフトテニス部)に所属していてとっても楽しんで部活動をしているので、遅刻しても部活動だけは行っています。
勉強についていけないのは心配なのですが、きっと「楽しい」ということだけで良いのかも知れません。そう思います。

フランスには小学生から大学生まで「留年」の仕組みがあるそうです。第23代大統領である二コラ・サルコジさんも中学生時代に留年されているそうです。
これは授業についていけなくなった子どもを進級させるより、もう一年同じ学年で学び直させ理解を深めてから進級するほうが子どもたちのためになるという考え方です。素晴らしいと思います。

日本で導入するとなると色々と問題も出てきそうですが、少子化で学年がひとクラスしかない学校もザラにあります。
そういう学年ではクラス替えもないので、公立にそのまま通うと小中学校9年間全く同じ顔合わせで過ごすこととなります。
クラスが良い雰囲気であれば結束が固くなるのでしょうけど、逆に言えば雰囲気悪くても9年間同じ顔触れです。逃げ場がないのです。
留年するというのは下級生と同じ学年になるのでそれはそれで色々とあるのでしょうけど、少なくとも逃げ場にはなる、居場所になるのだとも思います。

・居場所
また現状、不登校問題には教育現場が対応しきれていないと思います。
私の住む千葉県市原市には「フレンド市原」という不登校の子どもたちの教育支援制度があります。
市内3か所に居場所を作り学校復帰を目指すというプログラムです、また各学校でも教室登校ではなく、相談室などを利用した学校単位の「フレンド」を導入しているところもあります。
賞賛すべき取り組みなのですが、事前の登録制だったり、市内3か所あるものの送迎やお昼の用意は各家庭でする、また学校単位の取り組みはキャパシティも少なく現場任せになってしまっている感があります。(現場の先生たちはとてもよく対応してくれています)
取り組みは素晴らしいのですが、子どもたちの「居場所」としてはもう少しな感じがします。これからに期待したいところです。

私の子どもの場合、ソフトテニスが好きになって部活動や地域のクラブにも参加するようになりそこに「居場所」を見つけられたのは本当に有り難いことだと思います。
これは大人にも言えるのですが、自分が好きで得意なことに取り組めるというのは「幸運」と言われることもあります。確かに有り難いことなのですが幸運というより、好きで得意なことをやるべきだし、もしかしたら好きで得意なことしかしない(できない)で良いのかもしれません。

・移民
いきなり違う話題になったとも思われるかもしれませんが、日本は古来島国で外から入ってくることが少なくまた排他的なところがあると思います。
今でも「島国根性」と言われる気質があり、独自の文化があります。
勿論誇るべき文化は残していくべきと思いますが、既に人口減少の局面、このままでは日本は無くなるとまで言われています。
移民を受け入れる。人口減への対処だけでなく違うひとたち、文化と触れ合うことで変化していくことに慣れるという意味でも有効だと思います。
実際既に外国人労働者の力が無ければ日本は成り立たないところまで来ているのです。だったらもっと積極的に移民を受け入れていっても良いのかも知れません。
前述のフランスも移民の国、世界一の超大国アメリカも移民の国です。日本独自の文化を継承するというのは何も日本人だけでなくても良いとも思います。

学校教育も多種多様な人種が増えてくれば、変化に慣れてくる。留年することも普通になってくるのかもしれません。

と、書き連ねましたが言うと行うのは全く違うのは判っています。しかし前述の通り既に外国人の方々が多く住んでいます。なので既に緩やかながら変化してきている、今は過渡期なのだと思います。

そして一番変わらなければならないのは、今の現役世代と言われる私を含む「大人たち」。一番変化に対応出来ていないのも「大人たち」なのだろうと思います。
個の時代、風の時代、変化を恐れずに生きていきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます!