
こんにちは。
先日の記事「存続」で、宇宙人と出会えない「フェルミのパラドックス」について少し触れました。
簡単に言うと「宇宙人が存在しているのなら、何かしらの接触やメッセージを受けている筈なのに、その兆候がない」ということなのですが、
この問題には色々なアンサーが提示されていると書きました。
今日はそのアンサーについて少々。
・レアアース説
資源である希土類(レアアース)ではなく、Earth(地球)の存在自体がレアであるという説。
銀河系だけで2000億あると言われる恒星。宇宙全体ではこれも適当な推測に感じますが、およそ1000兆個とも言われます。
そしてその周りに存在すると思われる惑星や衛星を含めたら、銀河系だけでもそれこそ無限の数の天体が存在しています。
なので、地球だけが特別(または類似の存在が希少)という考え方は個人的には考えにくいように思います。
しかし、その無数の天体の中で生命が発生する、その中から知的生命体になる、更には他の星とのコミュニケーションがとれるまで文明が進むと考えると…
確かに確率はとっても少ないのかも知れません。
・グレートフィルター説
あまり聞いた事が無い言葉かもしれませんが、知的生命体が文明を築き他の知的生命体とコンタクトを取れるようになるのを妨げる「フィルター」があるという説。
例えば疫病や惑星規模の環境破壊、核戦争、小惑星の衝突、最近ではAIもこのグレートフィルターになるのでは?とも言われています。
つまり地球を飛び出す前に我々人類が滅亡してしまう「フィルター」があるので、他の知的生命体と出会う確率がとっても低いということなのですが、
これは私個人的に「レアアース説」と絡めて支持する説です。
元々少ない知的生命体が、コミュニケーションを取れるようになる前に滅亡してしまう。
また互いの文明がコミュニケーションを取れるようになるのにそれぞれ文明の進み度合いで違いがあり、片方がコミュニケーションを取れるようになっても相手がまだまだその段階ではなく、
そうこうしているうちに滅亡してしまうとか、あり得る話だと思います。
・動物園説
荒唐無稽な説のように見えますが、既に我々地球は他のより進んだ知的生命体の文明によって管理・維持されている、だから他の知的生命体に出会うことは管理者から操作されている。という説です。
陰謀論的でいかにもな説ですが、以前の記事「カルダシェフ・スケール」でも書いたように、
知的生命体の文明にもレベルがあり、より高位の文明から見たら観察対象であってもおかしくはないと思います。
ちょうど我々が動物園や水族館、それこそ自宅で熱帯魚を飼っているのと同じような感覚でしょうか。
つまり知的生命体は並列的に存在するのではなく(または存在していてもコンタクト取れる可能性が著しく低い)、どちらかというと上下、高低で存在する。
そしてより高位の存在を「神」と呼ぶ。
あるかもしれませんね。
なんだか宇宙人の話をすると、いまだにちょっとおかしいひと的に思われる風潮があります(笑)
事実はそのうちわかるのかもしれないけれど、「存在する」と考えるほうが現実的だと思うし、
未来では「宇宙人の存在を信じてないとか、昔のひとって藁」的なことになるのかもしれません。そのほうが夢もあるし、楽しいですよね。
「それでも地球は回っている」とはガリレオさんの言葉ですが、当てはめると、
「それでも宇宙人は存在する」。ってやっぱりおかしいひとに見られますか(笑)
最後までお読みいただきありがとうございます!