
こんにちは。
2025年3月24日を以って私の所属していた保険代理店は書類上廃業となりました。
物理的な代理店としての事務所は残っていましたが、2025年4月30日を以って借りていた事務所も返却となります。
2023年7月から移転したので現在地では1年10か月。期間はさほど長くは無かったけれど、転居してきた当時を思い出して、ちょっとセンチな荒井です。
明日5月10日の午前中に立ち会ってもらって鍵を返して全て終了。後は公共料金の精算だけとなります。
なので物理的にも代理店最終日。とは言え事務所の中は既に空っぽで何が出来る訳でも無いのですがね。
新しい事務所に引っ越してきた一昨年前、保険だけでなく色んな事も出来そうに思ったので、やりたいことや出来ることなど沢山妄想しました(笑)
それもこれもここで終了。荒井はまた別のステージで同じ保険の仕事を続けることとしました。
新しい代理店の事務所は今までの事務所とは反対方向にあり、物理的に足が向かうことも無くなることでしょう。
新しい環境に身を置けば、以前の感傷もだんだんとなくなっていくことでしょう。
話は変わって私の大好きな映画に「ブレードランナー」があります。
ご存知のかたも多いと思いますし、ブレードランナーの話だけで記事も書けそうな位なのですが、
物語のラストのシーン、敵であったレプリカント(人造人間)のリーダーが直前まで殺し合いをしていた主人公を助けて、独白するところがあります。
その一文を記します。
「おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた。オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦。
タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム、そんな思い出も時間と共にやがて消える。雨の中の涙のように。死ぬ時が来た。」
ひとより優れたレプリカントの安全装置として寿命が短く設定されているのだけれど、それでも奴隷故にひとが経験しないようなことまでやってきた。
そんな思い出も時間と共にやがて消えるのです。雨の中の涙のように。
都合12年お世話になった代理店。沢山の思い出があります。それもこれも時間と共にやがて消えます。雨の中の涙のように…
がらんどうになった事務所で考えました。
「ありがとうございました!」
最後までお読みいただきありがとうございます!