昭和の日に想うこと

こんにちは。

気が付けば世間はゴールデンウィークらしいですね。今年は職場が変わったこともありまたかみさんの実家にも帰らないので、すっかりお休み気分も無かったのでただの旗日だと思っていました。

4月29日は「昭和の日」。昭和天皇の生誕日であり、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧(かえり)み、国の将来に思いをいたす」と定められています。

昭和から数えると今年は昭和100年。2つ前の元号です。
37年前なので「昔」という感覚ですよね。バリバリ昭和世代の私も昭和に思いを馳せると遠くを見る目つきになってしまいます。

今の常識では一発アウトになるような考えられないことがが罷り通っていた時代。古き良き時代と思うのかどうかとも思ったり。
昭和は戦前、戦中、戦後、高度成長、バブル、バブル崩壊などなど、浮き沈みというかイベント満載。正に「激動」と言える時代ですね。
どの時代もイベントはあるものですが、昭和は別格な気がします。

そして今、先の世で「激動」だったと言われる時代なのかもしれません。
「風の時代」、「AI」、近い将来に量子コンピューターや核融合炉も実用化が見えてきたようです。
新しい仕組みやテクノロジーには、確かに世の中やひとの価値観を変える力があります。

でもね、その「ひと」の基本的な部分ってのはそんなに変わらないのだろうと思います。
時流に乗って稼いでみたり、エネルギーの心配が無くなったりして、社会は激変することでしょう。

でもひとの繋がりや和、いわゆる目に見えない部分ってのは、案外変わらないのだろうと思います。
スマホはあくまでも「道具」であって、ひととのコミュニケーションツールとしてはとっても有用ですが、結局ひと同士のリアルでの付き合いが完全になくなる訳ではない。

そう、テクノロジーはあくまでも「道具」なのです。
それに頼るのは勿論良いことだと思いますが、本質を見誤ってしまいがちになるし、何処まで行ってもひとはひと。

見えない力や不確かな関係性こそ、実は強固だったりより本質に近いのかもしれません。

そう考えられるのも、物質的な時代であった「昭和」を経てきたからなのかもしれません。
昭和という時代にも感謝なんです。

最後までお読みいただきありがとうございます!