
こんにちは。
今日は息子が通っていた中学校の入学式。そこでPTA会長としての最後の「祝辞」を読ませて頂きました。
毎年同じお話で、また私も慣れてきたので緊張はしましたが、そこまでガチガチにならずに出来たと思います。何回か噛んだけど(苦笑)
何処の誰に需要があるか判りませんが、祝辞全文を記しておきます。
祝辞
新入生のみなさん、本日はご入学おめでとうございます。
これから始まる中学校生活に大いなる期待と不安が入り混じっているかと思います。
そんなみなさんに私からは2つのお話を贈らせて頂きます。
先ずひとつは、「ありがとうの魔法」です。
日本には言葉に宿る力として「言霊」という考え方があります。そして最強の言霊が宿る言葉が「ありがとう」です。ありがとうと言う人にはありがとうが返ってきます。
「ありがとう」とは「有り難し」つまり、めったにないことという意味です。普通に暮らしていることが実はとっても「有り難し」ということなのです。
健康に過ごせていることにありがとう。学べることにありがとう。そしてみなさんに出会えたことにありがとう。どうかありがとうを口ぐせにしてください。
言葉が変われば行動が変わります。行動が変われば習慣がかわります。習慣が変われば人間性が変わります。人間性が変われば運命が変わります。
どうかありがとうという言葉の魔法で素晴らしい運命を掴んでください。
もう一つは「自分の力である自力よりみんなの力を合わせた他力のほうが強い」ということです。
この先の人生で自分だけの力や考えだけでは乗り越えられないこともあるかもしれません。そんな時はどうか「他力」すなわち周りの人を頼って下さい。
保護者、友達や同級生、先輩、先生、地域の方々、支えてくれる人は沢山います。壁にぶつかった時でもどうか一人で悩まないでください。恥ずかしいことは全くありません。自力では乗り越えられなくても他力すなわち周りの力を借りれば必ず乗り越えられます。
そして自分自身も回りで悩んでいる人を助けられる「他力」になってください。
保護者の皆さま、本日はお子さまのご入学誠におめでとうございます。PTAは「子どもたちのため」の活動を大前提に、時代を反映して簡素化・省力化を進めています。以前よりかなりやることは減りました。
これからもPTA活動にご理解とご協力を頂ければありがたく思います。
ご来賓の皆さま、本日はご臨席頂きありがとうございます。これからも西中の生徒たちを暖かく見守ってください。そして頼れる「他力」となって頂ければありがたく思います。
結びに、新入生の皆さんとご臨席の皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げ、私からの祝辞とさせて頂きます。
ご入学、心よりおめでとうございます!
小学校の入学式では、まだ小さい子どもなので平易に解りやすい祝辞を心がけていました。
小学校の卒業式から、中学校の入学式・卒業式では加減せず、ひとりの人間として語り掛ける祝辞を心がけていました。
「他力」のくだりはちょっと解りにくい気もしましたが、今年も変えずにそのまま読ませて頂きました。
中学生って、子どもなんだけど子ども扱いはしたくないし、するべきでもないように思います。
言葉選びは勿論考えますが、祝辞の内容は我々大人にも通じることだと自負しています(笑)
そうなんです、「ありがとう」と「他力に頼る」ということ。
ひとはひとりでは生きていけないのです。だから関わってくれるひとには「ありがとう」
そしてひとりで抱え込まずに周りの「他力」に協力してもらう。相談するだけでも十分だと思います。
祝辞を読んでいて自分自身に言い聞かせていることだとつくづく思いました。
「口から発する言葉は、自分自身に言っていること」
最後までお読みいただきありがとうございます!