こんにちは。
今日6月5日は二十四節気の「芒種」
「芒」(のぎ)は米や麦などの穂の先端にあるとげのような部分で、芒を持った穀物の種を蒔く季節と言う意味で「芒種」(ぼうしゅ)と言います。
以前の記事でも書きましたが、二十四節気は元々中国で考案された一年を二十四に分けた暦です。
日本に伝わって未だに使われていますが、大陸性の中国と島国の日本とでは気候も違い、また近年の温暖化の影響からか、実際の種まきはもっと早い時期に行われています(この時期には田植えも終わっていますよね)
そして同じく6月5日は「世界環境デー」です。
1972年6月5日に開催された「国連人間環境会議」を記念して日本とセネガルの共同提案により国連で制定されました。
1972年、当時2歳の私に記憶も全くなくどんな時代だったかも伝聞でしか知りません。
とはいえ環境問題を国連で取り上げられるほどに悪化していたのですね。
52年前、いやもっと以前から環境問題については色々と言われてきたと思います。
しかし私の知る限りでは、公害などの問題はあったものの何処か他人事な気がして危機感が薄かったように思います。
それが今では気候変動やそれに伴う実損害の拡大により、全世界的に「環境問題」は待ったなしと言われています。
単純に考えて地球というシステム(系)の浄化キャパシティを超えるようになった。ひとはそこまで影響を持ってしまったのです。
1977年に起こったダッカ日航機ハイジャック事件では、人質の命を救うために当時の福田武夫首相が「一人の命は地球より重い」と言いました。
人命を軽視する訳でもありませんし、当時は苦渋の決断の中そのような表現となったのだと思います。しかし平たく考えて地球より重い命はちょっと考えられないです。
話が少し逸れましたが、「芒種」と言われる季節が温暖化もあり時期がずれてきている、そしてその原因と言える環境問題に取り組むべく制定された「世界環境デー」が同じ6月6日というのはなんだか繋がりを感じましたので記事にしてみました。
最後までお読み頂きありがとうございます!