こんにちは。
今日の千葉県市原市は雨模様で、最高気温19℃と肌寒いです。事務所も今年初めて暖房を入れています。
世間は値上げラッシュ。水光熱費もそうなんですが、先日ホームセンターで売っていた精米前の新米30キロが17,800円。昨年は10,800円だった記憶があるのですが…
石破新首相になってから、最低賃金を2020年代に1,500円にするという構想が掲げられています。
今現在の最低賃金は1,055円ですから、仮に2029年までに1,500円に上げていくとしたら、年率換算で7~8%の賃金上昇率となります。
最低賃金が上がるのは働くひとにとっては良いことだと思います。しかしその原資は雇用側の利益から出ます。
ということは、当然売価に上乗せされる、つまり物価高=インフレになる訳です。
インフレ率10%にならなければこの最低賃金1,500円には出来ないという試算もあり、これが進められるようになったらかなりの物価高になっていくのだと思います。
つまり個人レベルでは収入が増えてもそれ以上に支出も増える訳で、暮らし向きは変わらないどころか悪化していくのだとも予想出来ます。
今年3月とちょっと前なのですが、毎日新聞の調査で87%のひとが景気回復に「実感なし」と答えています。いくら株高になったとしても我々庶民の暮らし向きは回復しているとは言い難いと思います。
私は専門家ではないので詳しくはないのですが、本来であればこんな時こそ「減税」なのだと思います。
消費減税がGDPを押し上げる効果もあるという試算もありますが、今の政治・行政では減税も期待出来ません。
国も「自助」を求めてきています。新NISAが節税メリットが大きくなったのは「税で優遇するから自分で資産を増やしてね」ということだと解釈しています。
つまり「自分で自分のことはなんとかしてね」と国が言い始めているのです。
ならば自分のことは自分でなんとかしていくしかありません。他にも選択肢はあろうかと思いますが、一番簡単に思いつき実行出来ることが、「副業」です。
「副業」というと、例えば会社帰りにアルバイトをしてみたりという選択肢があったりするでしょうしそれでも良いと思います。生きていくため(稼ぐため)にという理由で十分です。
そしてその「副業」がセカンドキャリアに繋がったり、本業にも繋がったりすれば「副業」から「複業」になっていく。
元々「副業解禁」と世間では言われていますが、これも「自分で自分のことはなんとかしてね」の文脈からだと思います。だったらやってしまいましょう(笑)
「とりあえず」でも良いと思います。または「今の仕事に関連する」ということであればもっと良いと思います。
「実は農業やってみたかった」とか、「子どもの頃からの夢だった」とかでも良いですね。そこに自身の「楽しさ」があればそれだけで十分だと思います。
しかしながら、先日某企業に勤めている友人にそんな話をしたところ「うちの会社は副業禁止」と言っていました。今でも民間企業あるんですね…
年功序列と終身雇用が崩壊したと言われて久しい日本。日本独自の仕組みってのも良さはあったのだと思います。
だけど、一番大切なのは自分自身の生活なんです。それがままならなくなってしまうのであればなりふり構ってる場合ではありません。
勿論、お金を稼ぐ、増やす、貯めるといったことは「複業」だけではありません。その辺りは別の記事にしますが、自分を衛るという考え方が必要になってきたのだと思います。
日本は、国も個人も「自立」が求められてきている、そう実感しています。
最後までお読みいただきありがとうございます!