寒露と三方良し

こんにちは。

今日は二十四節気(一年を二十四に分けてそれぞれに季節を表す名前をつけたもの)の「寒露」。
露(つゆ)が冷気によって凍りそうになるころとされています。
確かに今日は千葉県市原市の最高気温予報は26℃ですが日付が変わった頃の気温で、日中は20℃を下回るようです。9月の暑さが嘘のようでとっても過ごしやすいですね。

明日は最高気温19℃の予報。まぁしかしその後は暖かい日が続くようなので、秋が深まっていくという実感は薄く、いきなり冬になるように感じられるかもしれません。露が凍りそうになるのはまだまだ先ですかね。

何にせよ、季節の変わり目であることには変わりありません。みなさまお身体にはお気をつけてお過ごしください。

この季節は実りの秋。さまざまな農作物が収穫時期を迎えます。
栽培方法や流通の発達で季節関係なく色々な食材が一年中売っている現代ではありますが、
旬の作物はその時期だからこそ栄養価も高く、沢山採れるから買いやすい値段にもなります。

以前勤めていたファミリーレストラン「ジョナサン」在籍時に当時の社長であり、すかいらーく創業者のひとり、外食業界のレジェンドである横川竟氏が「これからは旬の食材がキーワード」というお話をされていました。
旬の食材は美味しく、沢山採れるから安い。栄養価も高い。当たり前なんですが、当時も今も「価格競争と食堂化」がどんどん進んで行くテーブルレストランでの取り組みはとても素晴らしいことだと思います。

近江商人の商売哲学のひとつに「三方良し」という言葉があります。
「商売において、売り手と買い手が満足することは当然として、社会に貢献できてこそ良い商売」という考え方です。
当たり前と言えば当たり前なんですが、それが出来ていない人、会社が未だに多いと思います。

横川竟氏の著書に「外食産業 成功の鉄則」という本があります。その表紙には「売れて 喜ばれて 儲かる」とあります。正に「三方良し」なんですね。

私の本業である保険業も、世間を賑わしている「個人情報流出」や、少し前の話ですが「旧ビッグモーター」の一連の騒ぎなど、これから少し改善の向きもありますが、とても「三方良し」と言える状態ではありません。

そして「自分自身」という個人に於いても、「心・技・体」という三方があるのです。
・心には徳
・体には栄養
・脳には知識
この三方を先ずは良しとしていかなければなりませんね。

その個人の「三方良し」の積み重ねと集合で、社会も「三方良し」となっていく…のか解りませんが、手の届く範囲で先ずは自分から律していこうと思います。

実りの秋、体によい栄養を入れてこれからの寒い時期に備えていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます!