こんにちは。
今日の記事はとってもローカルな話題です。
私の住んでいる千葉県市原市はJRの駅が3つ(八幡宿・五井・姉崎)あるのですが、その五井駅周辺から館山道入り口あたりまでとそれなりに広い範囲なのですが、下のような状況が見られます。
ガードレールの端や道路標識の支柱、市所有のフェンスなどが赤く塗られています。
写真は千葉日報さんの記事から抜粋させて頂きました。
2024年5月現在で市が確認したのが81か所、およそ100万円の被害だそうです。
(余談ですが100万円÷81=1か所あたり12345.679円だそうです。そんなものなのかな?)
別の記事には年配のかたが赤く塗っているところを見つけたとあります。
恐らくそのかたが「危ない」と判断して「注意喚起」のために塗装して回っているのだと思います。
きっと「ここは危ないから目立つようにしよう」という純粋な「善意」からの行動と思われます。
塗装する基準も判りませんですが、確かにガードレールの端や直立している支柱などが塗られています。
ただ、ガードレールは設置されている道路の管理者が所有している形になります。例えば国道なら国、県道なら県、今回は市道が多いので市が所有している訳です。
なのでいくら「善意」の注意喚起とは言えこれは「器物損壊」という犯罪にあたると思われます。
市に「ここ危ないから横断歩道か歩行者信号を付けたほうがいい」と言ってもお金が掛かることはなかなか動いてくれません。まぁ市の財政も有限ですしそこから優先順序と公共性を鑑みてお金を使うのでしょうから仕方ないと言えば仕方ない。
でもだからと言って、勝手に塗ってしまうのは言葉は適切かどうか判りませんが「落書き」と変わらないと思います。
多分、市側も塗装しているひとを特定したとしても、善意からということで損害賠償には問わないかもしれません。
しかし塗り直す(原状回復)にはお金(税金)が掛かる訳です。
注意喚起のために使うお金(税金)と、原状回復に使うお金(税金)と、どちらが高くつくのか?
そもそも、注意喚起であれば管理している市に状況を訴えれば良いのだと思います。なかなか動いてくれないかもしれませんし、公共性や妥当性を考えて何もしてくれない場合もあります。その場合は道路(ガードレール)を管理している市が判断したということです。
あんまり煩いと「クレーマー」扱いになってしまうかもしれませんが、言いたいことは住民として言うべきだと思います。
良かれと思ってやっていることが裏目に出てしまったこと、そもそも「良かれ」の基準がひとそれぞれ違うので行き過ぎると今回のケースのようになってしまうのでしょう。
クレームもそうなんですが、ひとの認識の差は多分「紙一重」だと思います。それが今回のようになってしまうのは、暴走なのか膨らんでズレが広がっていくのか、要因は色々だと思います。
ただ、日本は法治国家なので法に従う。法がおかしいと思えば声をあげるという手順を踏まなければなりません。
完全ではない人類が作った「法」ですから完全な訳はありません。かと言って勝手に解釈して勝手に行動してはダメですよね。
まぁ、国自体が憲法を変えるのには大変だから「解釈」という言葉で決めて行動しているところもありますけどねぇ…それこそ憲法には「明記」すれば良いと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます!