サンフランシスコ平和条約

こんにちは。

1951年(昭和26年)9月8日、サンフランシスコ平和条約(発効は1952年4月28日)・日米安全保障条約が調印されました。
それにより約7年間に及んだ占領が終結し、日本は主権国家として独立を回復することとなりました。

ただ交戦国であった中国(中華民国・中華人民共和国)、ソ連、インド、ビルマが調印していないので片面講和と言われました。

日本が主権を回復するとともに冷戦の中で西側陣営に組み込まれたこと、中国、ソ連との国交回復は持ち越しとなってしまったこと。
それにより今現在も続く北方領土問題を含めた諸問題の発端となってしまった側面もあります。

と言うか、今現在の日本は確かに独立国家ではあります。しかし内実はアメリカの半植民地支配の成功例だと私は思っています。
上からの言うことを比較的従順に聞く日本人の特徴を理解した上で、またアメリカに不満の矛先がこないように直接ではなく日本政府を通しての間接統治、識字率の高い日本国民に英語を教えたらどんどん話せるようになるので困るから英語を第二公用語にはしなかったり…
現代のアメリカに対する好意的な世論をみても戦後占領政策はこの上もなく上手くいった例となったと思います。
しかし逆に言うと、それ以降のアメリカが介入した国で上手くいった例が見当りませんので、アメリカから見ても日本統治にそれだけのリソースを割いたのだと思います。

まぁ、サンフランシスコ条約と現代社会の問題点なんてタイトルの記事は専門のライターさんにお任せするとして、我々個人として学習すべきことがあるとしたら…「考えていきましょう」ということです。

何が真実なのかは置かれた立場と視点で変わってくるものです。事実はひとつだとしても解釈という曖昧なもので変わってくるし、それは避けられない。
また過去を振り返っても教訓はあってもそれを生かさなければ未来に繋がらない。

そういった意味では、サンフランシスコ条約により主権を回復したというのも真実。アメリカ側に組み込まれたのも真実。そしてその状況をしたたかに活かして経済大国になっていったのも真実です。

そして我々個人はその真実を学んでいきながらも、ではこれからどうしていくべきなのか?みんなで考えていくべきなのだと思います。

国の主権者である我々がその意思を最大限に反映できることが「選挙」なのです。
そう遠くない時期に国政を決める選挙がある筈です。その時に何が最善なのか?それぞれが考えるべきなのだと思います。

子どもたちのためにも少しでもより良い日本にしていきたいですよね。

最後までお読み頂きありがとうございます!