こんにちは。
台風10号が日本を縦断中ですが、いかがお過ごしでしょうか?
今回の台風は動きも遅く長々と日本に居座る気満々ですねぇ…困ったものです。
前回の台風7号も結果的には大した被害はありませんでしたが、今回の台風はどうなるか判りません。備えあれば憂いなし。十分に注意すべきですね。
荒井家では前回同様、庭にある強風で飛びそうなものを片付ける程度の準備です。水や食料の備蓄は平素からある程度してありますし、窓も全面雨戸が付いているので閉めるだけ。住宅密集地なので風の通り道が限られているという幸運もあります。
「大したことなかった」と終わるのが一番なのです。事前に電車の計画運休や商店の休業などで少なからず影響を受ける方々には申し訳ないのですが、それも運営や企業の判断だと思います。
その判断ですが、ここ数年特に厳しめになっているように思います。これはSNSなどで批判されることを恐れて萎縮しているように見えます。そっちの意味での「危機管理」もしなければならない時代なのですね。
で、個人では「台風なんて今回も大したことは無い」と高を括って楽観視するひとも居ます。それも個人の自由ですし、それで何かあっても「自己責任」と言われます。
この「自己責任」って言葉、ついつい使ってしまいがち(使いやすいですよね)なのですが、私はあまり好きではありません。
なんでもかんでも「自己責任」で片づけられる風潮があります。確かに自分の責任において何かを選択し結果何らかの損失や不利益を被ってしまった場合は「自己責任」と言えます。
とはいえ自分で選択したことの結果を他人のせいにしたりするひともいます。それはただの「責任転嫁」であり「学習不足」であると思います。
ただ最近感じるのは「自己責任」の後に「だから私は知らない」といったニュアンスで使われることが多いのです。
・台風が来ることを知っていながら、水や食料を備蓄しておらず足りなくなった。それはあなたの「自己責任」です。
とか
・就職氷河期にたまたま重なってしまい就職出来なかった。探せばなんでも職はあったはずなので「自己責任」です。
など、主に外的要因で自分ではコントロールしきれない時にでも「自己責任」を押し付けられるときもあれば、生死に関わることでも自己責任で片づけられたりもします。
勿論、自ら危険な場所や国に行くのは「自己責任」と言えるでしょう。また最近の災害発生時によく聞く言葉で「自助・共助・公助」という言葉があります。
これは災害発生時には公的な救助(公助)はすぐに来ることは出来ず、隣近所の助け合い(共助)よりも、先ずは自分自身で自分の命を助ける(自助)ことが大切という言葉です。
これは至極当たり前なのですが、その後に「だから私は知らない(助けない)」と続いてしまったり、それこそ「自己責任」と言われたりもします。
荒井の私見ですが、「自己責任」の後に「だから助け合いましょう」という「お互いさまの精神」が大切だと思いますし、これからもっと必要になってくると思います。
いいじゃないですか、自己責任で失敗しても。困ったひとが居れば助け合うのが人間だと思います。自分が困った立場にいつならないとも言えないのです。お互いさまなんです。
投資や株で失敗して一文無しになってしまったとしましょう。正に「自己責任」ですよね。だけど「じゃあ晩ご飯おごるよ」という友人が居ても良いと思います。
その友人が後々困った時に助けてあげられれば良いと思います。「お互いさま」なんだと思います。
一文無しの状態でひとりで悩んで自殺に走ってしまったとか、ある話ですしそれこそ悲劇です。
「こまったときはお互いさま」です。
今回の台風の被害が少ないことを祈るばかりです。でも不幸にも何かしらの被害が出てしまった時、備えが足りてなくて「自己責任」と言われたとしても「だから助け合おう」という風潮になっていくことを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございます!