食品表示を見る習慣のおススメ

こんにちは。

千葉県市原市は滝のような雨が断続的に続いています。洪水警報も出てますが、夕方になり落ち着きつつあるようです。
梅雨が遅いことと合わせてこれも気候変動が原因なのでしょうか?

今日6月18日は「持続可能な食文化の日」(sustainable-gastronomy-day)。
持続可能な開発の目標を達成するため、持続可能な食文化への人々の意識を高めることを目的としています。
実は「食」に伴うことがらで温室効果ガスの排出量はとても大きくて、世界における温室効果ガスの排出量のうち、農業(畜産含む)は全体の10%を占めており、林業その他の土地利用もあわせると24%にまで膨れ上がります。
農業や畜産だけですと確かに10%です。しかし例えば森林を切り開いて家畜の飼料を栽培したり、放牧地に使ったりするようなことも併せると約24%になるという意味ですね。

牛のゲップから温暖化ガスであるメタンが排出されることはよく知られてきています。また食肉1キロを生産するためにはエサとなる穀物が25キロ必要とも言われています。
確かに食肉が環境に掛ける負荷は無視出来ません。なので最近は大豆が原料である「ソイミート」など植物由来の食材である「プラントベースフード」という言葉がよく聞かれるようになってきています。
植物のみの食事ではタンパク質やビタミン12、鉄分が不足しがちなのでそれらを補う必要もあります。なのでメリットデメリットを注意する必要もあります。

しかしプラントベースフードが全て良いとは限りません。加工度が上がれば添加物も増えます。所謂「余計なもの」が含まれていくということです。
私の趣味でもある「ジャム作り」では材料と砂糖(甜菜糖のグラニュー糖)しか使いません(風味付けにレモン汁やスパイスは使います)
柑橘類のジャムを作るときには「とろみ」が足りない場合も往々にしてあるのですが、とろみをつける「ペクチン」も使いたくはありません。
自分で作る場合はともかくとして、市販の食べ物には何が入っているのか?気になりません?

・食品表示
市販の食材、商品には「食品表示」が貼ってあります。

よく見かけますね。

原材料名の欄は、含有の多いものから表示されます。この例はおせんべいですので「うるち米」が先に来ます。
醤油・砂糖・あおさ海苔ときてミートエキスパウダー、蛋白加水分解物、ちょっと飛んで加工デンプン、調味料(アミノ酸等)と所謂添加物が続きます。
勿論食品添加物が全て悪いモノということを言いたいわけではありません。私もそこまで詳しくはありません。
ただ、加工デンプンは12種類ありその中には発がん性を疑われ欧州では幼児向けの食品には禁止されている加工デンプンもあったりします。

言いたいことは記事タイトル通り「食品表示を見る習慣を持ちません?」ということです。
私も以前は殆ど気にしていなかったのですが、かみさんの影響から気にするようになって今では商品を手に取ると自然と裏を見ます。
そこで気にしているのは「なるべく原材料名の数が少ないほうを選ぶ」ということです。
全ての添加物を把握している訳ではありませんし、全ての添加物を敵視している訳ではありません。また「記載されている内容はホント?」と考えだすとキリがありません。
しかしなるべく加工度の低い商品は余計なものが入っている割合が少ないと考えます。

・超加工食品
加工度の高い食品を「超加工食品」と呼ぶそうです。この「超加工食品」の害は一説によると煙草の害より酷いとも言われています。(そのうち記事にします)
つまり簡単に言うと「原材料名」の欄にびっしり書かれているような食品のことですね。食品表示を確認する習慣で「なるべく」避けることが出来ます。

「なるべく」というのは、とてもじゃないけど全てを避けることは現実的に不可能だからです。「なるべく」避ける、「なるべく」減らすというほうが現実的です。
そして「プラントベースフード」も加工食品である以上は原材料名が記載されている筈です。一括りに「プラントベースフード」といっても加工度の低いものを「なるべく」選びたいものです。

そして冒頭の農業から排出される温室化ガスを削減するという意味で我々消費者が出来ることは、「なるべく」食肉を摂る機会を減らす。例えば週一日は「肉断ち」するとか。
毎日の献立を考える主婦さんから「簡単に言うな!」とお叱りをうけそうですが(笑)、この「なるべく」ということで良いと思います。

我々消費者は「手の届く範囲」でしか行動は出来ません。なので「なるべく」加工度の低い食品を選ぶ為にも「食品表示」を見る。「なるべく」食肉を減らすようにしてみる。
「手の届く範囲」で良いのです。
そして気になったら自分で調べてみる。添加物沼にハマるかもしれませんがね(笑)

最後までお読み頂きありがとうございます!