コミュニティスクール

こんにちは。

今日は私の住む地区の小学校3校と中学校2校の学校関係者とPTAが集まっての研修会である「5校交流会」という催しが行われました・
コロナ前は午前中は勉強会、午後には懇親会がありましたがコロナ禍を経てから午前中の研修会のみの開催となっています。
飲み会は嫌いじゃない(笑)のですが、これも簡素化と経費節約になりますので個人的には研修会のみで十分と思ってます。

その研修会で「コミュニティスクール(学校運営協議会)」の説明がありました。
「コミュニティスクール」に関しては以前の記事でも少し触れましたが、今日の研修でも初耳のかたが多かったので簡単にまとめてみます。

・「コミュニティスクール(学校運営協議会)」とは?
詳しくは文部科学省のホームページにありますのでリンクを貼っておきます。抜粋しますと、
「学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組むことが可能となる「地域とともにある学校」への転換のための有効な仕組み」です。学校区に「学校運営協議会」を設置し、
・校長先生が作成する学校運営の基本方針を承認する。
・学校運営に関する意見を教育委員会、校長先生に述べることが出来る。
・教職員の任用に関して、教育委員会に意見を述べることが出来る。
という基本的な役割を負います。

国が出した指針から都道府県、市町村と経ていくことにより地域に合った形に少し変化もあります。
例えば私の在住する千葉県市原市では、地域との協働への取り組みをコーディネイトするような役割が求められているような説明でした。

・産みの大変さ
なんでも新しい取り組みや組織発足などは色々と大変なことが多いものです。
「コミュニティスクール」は先行して取り組んでいる学校もあるので、それを例として当てはめても良いのだと思います。
とはいえ、同じ市町村内でも学校が違えばそれに関係する団体や地域もひとも当然違います。なのでそれぞれの学校ならではの取り組みということになってくると思います。
内容がよく解っていない新しいことを始めるのにその学校ならではの取り組みというのもなかなか解りづらいのですが、そのように取り組んでいくしかないとも思えます。
まぁこれも生命保険の師匠が言う「構え、撃て、狙え」と同じでやってみるということが必要なのでしょうけど、来年度からスタートするのに今日(6月15日)に初めて聞いたというひともいました。役所や教育委員会が音頭を取って推進するならもっと説明の場を設けるべきだと思います。まぁこれも「産みの大変さ」なのでしょう。

・結局は「ひと」
既存の学校関係団体(学区内の自治会、PTA、各種支援団体、オヤジの会、スクールガードなど)は当然地域のひとです。結構な割合で同じひとが違う団体に参加しています。
そこに「学校運営協議会」という新しい、そしてよく解らない組織を立ち上げるといったら、そりゃ面倒くさいとなりがちですよね。
しかし既に存在している学校関係団体には協働関係があったり同じひとが兼務しているからこそ通じることなどがあります。私の学校がそうなのですが、既に「コミュニティスクール」と言えるような関係性があったりします。
そういった学校が多いと思いますので学校運営協議会を設置することにやや消極的だとしても、その関係性などの交通整理するだけのこととも言えると思います。
そして積極的(やや積極的も含む)に「学校運営協議会」を活用していこうというのであれば、いわばお墨付きを得られたようなものなのでどんどん学校にも、教育委員会にも意見していくべきだろうと思います。
PTAも同じなのですが「学校運営協議会」も主たる目的は「子どもたちのため」なのですから。

・危惧される点
あり過ぎて困ります(笑)まぁ強いて挙げるなら、
〇先生(特に教頭先生)に掛かる負担が更に増大する。
今でさえ教頭先生は完全に働きすぎです。それに加えて新しい組織を立ち上げる訳なので連絡調整役として教頭先生に負担が大きくなります。
これは学校運営協議会の仕組みの中でなるべく学校の負担を減らす方向にしていくしかないですよね。
〇地域の意見が強いと学校も疲弊する。
有り得る話ですが、地域の意見が合理的ならまだしも非合理的な意見があり学校に言わば押し付けになる可能性もあります。
学校運営協議会のメンバーは校長先生が依頼して教育委員会が委任する形なのでここで好ましくない場合はストップをかける必要があるかもしれません。
〇結局はひとなのでひとによっての取り組みや温度差が出る
→というかメリットもデメリットもこれに尽きると思います。声の大きいひとが勝ってもいけませんし、かといってどうせ取り組むなら少しでも実になる活動であるべきです。

と、ざっと「コミュニティスクール(学校運営協議会)」について私見を述べさせて頂きました。
私も委員への打診が既にあり、来年度PTAを引退する(はず)なのですがそれ以降も学校に係れることは嬉しいかぎりです。(なんせ趣味:PTA、特技:PTAなので 笑)

やるからには実になる活動を子どもたちのため、そして係る我々も楽しく活動していければ嬉しいと思います。
そう、今のPTA活動と同じですね。

最後までお読み頂きありがとうございます!