夏場の自動車車内気温問題

こんにちは。

気象庁の3か月予報では今年の夏も猛暑になるということです…
きっと来月あたりの記事には「暑い」という単語が頻繁に出てくるのでしょう。
というか毎年が当たり前の猛暑、いや酷暑となるのでしょう…

自動車で移動されるかたはよく解ると思いますが、真夏にクルマを乗り始める時って暑いですよね。乗ってしばらくしないとエアコンも効かないし…
これから猛暑の季節を迎えるにあたって、そんな「クルマの乗り始め暑い問題」へのヒントをお伝えします。
「いや知っているよ」というかたもいらっしゃると思いますが(笑)

・結論「サンシェード」+「窓全開」+「エアコン全開」
いきなりの結論です(笑)
先ずは駐車時にフロントガラスに「サンシェード」をかけておくことをお勧めします。
JAFの実験で炎天下に駐車中のクルマに、サンシェードありと無しでは実はさほど差はなかったそうです。
しかしサンシェード無しのクルマではダッシュボードやハンドルが熱くなります。場合によっては70℃から80℃まで上昇するそうです!そんな熱を帯びた状態だと車内温度もなかなか下がらなくなってしまいますよね…

そして全ての窓を全開にしてカーエアコンも外気導入で全開で2分走行する。2分経過後に窓を全部閉めてエアコンを内部循環にして3分。
合計5分で車内温度が50℃から28℃まで下がったという実験があります。
いまどきエアコンの付いていないクルマに乗っているのは相当な好きモノだと思いますのでエアコン付きのクルマ前提のお話なんですが、28℃なら「涼しい」と言える状態ではないでしょうか?
また走行するというのもポイントです。走行すれば風も入ってきますしエアコンの効きも良くなります。先ずは暑い空気を逃がしつつエアコンで冷却するということですね。

と、ここまで書いていて思い出したのですが、カーエアコンの「外気導入」と「内気循環」ってどっちがいいのか問題。
そもそも「外気導入」とは、エアコンで外気を取り入れることで、「内気循環」とは文字通り車内の空気を循環させることです。
因みにアイキャッチ画像でいうと右下のランプの付いているボタンが「外気導入/内気循環」の切り替えスイッチで、写真は「内気導入」となっていることを示しています。

これまた結論からなのですが、基本的に「外気導入」にしておいて必要に応じて「内気循環」に切り替えるという使い方が正しいようです。
「外気導入」にするとエアコンの風も少し弱まります。外気を取り入れることから冷えも弱くなる傾向があります。
しかし「内気循環」のままだと車内のCO2濃度も時間とともに上昇する傾向があり眠気を誘発することもあります。
また冬場や梅雨時期に「内気循環」だとフロントガラスが曇りやすくもなります。
トンネルや工場地帯で外気を入れたくない時や、エアコンを効かせる乗車最初の時などは「内気循環」にして、トンネルを過ぎたり、エアコンが効いてきたら「外気導入」にして外気を取り入れるという使い方が良いようです。
また最近のクルマは「フルオートエアコン」で「外気導入」も「内気循環」もクルマが制御してくれることもあったりします。そんな場合はクルマ任せにするのが良いかと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます!