こんにちは。
1968年(昭和43年)の今日、2月12日に大塚食品から世界で初めてレトルトカレー「ボンカレー」が発売された日です。それに因んで「ボンカレーの日」となっているそうです。
ボンカレーは私より年上だったんですね。
ボンカレーと言えば今では廃盤になっていますが、女性の方のイラストのパッケージが有名ですがあの女性は「松山容子」さんという俳優の方で今もご存命だそうです。
時代劇にも多く出演されていたようですが、長らくボンカレーのパッケージを務めたので「ボンカレーさん」とも呼ばれたりとか。
また「世界最長寿のレトルトカレーブランド」として2023年にギネスブックにも登録された日本が誇る偉大な商品です。
さてボンカレーから遅れること3年、1971年にハウス食品から「ククレカレー」が発売されました。後出しじゃんけんですね。
しかし先行していたボンカレー相手に苦戦していたようで途中から販売戦略を変更。またイメージキャラクターに「キャンディーズ」を起用。おっさん世代の耳に残っているであろう「おせちもいいけどカレーもね!」というキャッチコピーで巻き返してきました。
2022年現在の商品別売上ランキングをWikipediaから抜粋
1位 咖喱屋カレー 中辛 180g ハウス食品 (93円、市場シェア8.24%、リピート率18.67%、前年1位)
2位 ボンカレー ゴールド 中辛 180g 大塚食品 (124円、市場シェア5.51%、リピート率16.58%、前年2位)
3位 咖喱屋カレー 辛口 180g ハウス食品 (93円、市場シェア3.87%、リピート率17.86%、前年3位)
4位 咖喱屋カレー ハヤシ 180g ハウス食品 (93円、市場シェア3.79%、リピート率17.43%、前年4位)
5位 銀座カリー 中辛 180g 明治 (174円、市場シェア3.08%、リピート率19.04%、前年6位)
6位 ボンカレー ゴールド 甘口 180g 大塚食品
7位 ボンカレー ゴールド 辛口 180g 大塚食品
8位 咖喱屋カレー 大辛 180g ハウス食品
9位 咖喱屋カレー 甘口 180g ハウス食品
10位 アンパンマン ミニパックカレー ポークあまくち 100g 永谷園
ハウス食品の「咖喱屋カレー 」と大塚食品の「ボンカレー」でシェア8割という強さ。
しかしハウス食品は見事に後出しじゃんけんで勝利していますね。
売価を見てお分かりと思いますが、「咖喱屋カレー 」のほうが安い所謂「低価格帯商品」なのですね。この単価の差が売上ランキングに反映しているのだと思います。
そんな中で高価格帯に分類される5位の「銀座カリー」は大健闘だとも思います。
しかし世界初のレトルトカレーを開発した大塚食品にも頑張って頂きたいところです。
さて我が家にもレトルトカレーは常備してあります。何があるのか」見てみたら…
ニッポンハム「レストラン仕様カレー」でした。ランキング圏外ですね(笑)まぁスーパーで特売だったので買ったんです。大塚食品頑張れと言っておきながら「結局は安さかよ!」というつっこみは無しでお願いします(笑)
レトルトカレーの製造は軍用の携行食や宇宙食の技術から着想を得ているので保存や安全性が高いと言われています。
我が家では非常食として(文字通り災害時の非常食としては勿論、「食べ物が無い!」という非常時も含めて)常備しています。気が付くと一年くらい経って「期限切れそうだ!」ともなったりしますが(笑)
以前の記事でも書いた「ローロングストック」としてとても重宝します。
カレーという食べ物は大抵のひとに好まれて、栄養価も高く、ワンプレートで完結、レトルトなら調理も簡単、おお!とっても素晴らしい食べ物ですね!
私はカレー10連でも問題ないくらいカレー好きなのですが、一般的には飽きが来ると思うので非常食はレトルトカレー以外にも用意しておいたほうが良いと思います。
レトルトカレーってなんだか代用の食事のイメージがありますが、レトルトカレーにも沢山のドラマがあって、またとっても有用な世界に誇る日本の商品なので、そんなことに思いを巡らせながら食すのもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございます。