今日から11月

こんにちは。

今日から11月。私の住む千葉県市原市は日中の気温が23℃と、この時期にしては暖かい気温でした。
気温から体感的にも、今年もあと2か月しかないとは思えないですね。(と言って年末恒例の年末進行となってしまう訳ですが…苦笑)

一般的には「霜月」と言われていますが、11月の呼び名って結構沢山あるってご存知です?

・「霜月」
文字通り「霜」が降りるころという意味ですね。最近霜も見かけないのですが…

・「神帰月(かみかえりづき・しんきづき)」
10月に出雲に帰った神さまが帰ってくるといういみです。

・「復月(ふくげつ)」
旧暦では11月に二十四節気の「冬至(とうじ)」が来ることになっていました。
冬至は一年で一番昼間が短い日で、翌日からは少しずつ日が延びていくのです。
なので日が戻る(回復する)という意味で呼ばれました。

・「神楽月(かぐらづき)」
旧暦11月は昼間の時間が短い、つまり太陽が最も衰えると考えられていて、神楽を催して神さまを呼んで太陽を元気づけようとしたとされています。

・「風寒(ふうかん)」
11月から寒さが厳しくなり、風の冷たさも身に染みて感じる頃なので、11月の異称として使われているようです。

・「雪待月(ゆきまちづき)」
霜だけでなく雪も積もり始める季節です。雪が多いのは豊作の兆しとも言われていて、雪が降るのを心待ちにしている情景が見られる良い異称ですね。

・「露隠葉月(つゆごもりのはづき)」
なんとも中二的な異称ですが(笑)、露は空気中の水蒸気が冷やされて水に変わり葉っぱなどに付いたものです。更に冷え込んでくると凍って霜になります。
実際には露が凍って霜になったのですが、露が葉に隠れたように見えるのでこう呼ばれています。

個人的には最後の「露隠葉月」がちょっと口にするのは恥ずかしいような気もしますが(笑)、気に入っています。

英語では「November」。
これはラテン語の「Novem(ノウェム)」から来ていて、意味は「9番目」。9番目の月という意味です。
11月なのに9番目?って思いません?私も思います。
古代ローマでは1年が10か月であると考えられていました。3月が1番目の月。そこから数えて11月は9番目にあたるのでNovemberと言われるようになったとか。

言葉には由来とか理由があるのですね。
しかし9番目とかいかにも合理的というか、西洋的な感じがしません?
それに比べて「露隠葉月」って説明されなければわかりませんよ!(笑)
しかし、このあたりの言葉の雄大さというか誌的な感じは日本語ならではだと思います。日本語って良いですよね。

という訳で今日から11月。2024年もあと2か月。年末まで突っ走って、良い2025年を迎えられるように!

最後までお読みいただきありがとうございます!