ポリタンク

こんにちは。
昨今の光熱費値上がりで困ったなと思っていたら暖冬気味で少し助かっている荒井です。

以前の記事で我が家の暖房は石油ストーブ・ガスファンヒーター・エアコンを使い分けていると書きましたが、やっぱり灯油の値上げ幅は結構大きいですね。困ったものです。

先日お客さまのご自宅に訪問した時に玄関先に灯油のポリタンクが置いてありました。
我が家も玄関先にポリタンクを置いてあり「ポリタンク置き場あるある」なんですが、お客さまのご自宅に置いてあったポリタンクが「青色」だったんです。
お客さまに「なにか灯油以外の燃料でも使っているのですか?」と聞いたら「関西では青が当たり前。関東に引っ越してきたときに私も荒井さんと同じ質問をしましたよ」と仰っていました。
話ことばから関西出身のかたと理解はしていましたが、関西では灯油のポリタンクが青だったんですね。
別の関西出身の友人にも聞いてみたら「こっち(関東)に引っ越してきてポリタンク買いにいったら赤しか売ってなかったんですよ」って言っていました。

・何故色が分かれているのか?

こちらの画像をご覧ください。

ウェザーニュース社HPから

赤色は「鉛丹」という鉛の顔料だそうです。
関東圏では危険を示す「赤色」のポリタンクが定着していったそうですが、関西圏では赤色のポリタンクより「安い」とされている青色の顔料を使ったポリタンクがよく使われるようになったとのこと。関東と関西の気質の違いからと言われています(諸説あり)

・灯油用のポリタンクには灯油しか入れてはいけません。

ガソリンを自宅に保管することは一般家庭では稀かもしれませんし、自宅で使用されるかたには常識だと思いますが、一応まとめておきますね。

・灯油→灯油用ポリエチレン缶(灯油ポリタンク缶)ペットボトルなどは使用できません。色は赤でも青でも良いようですが日光による劣化を防ぐために遮光率が定められています。
詳しくはこちらから
・ガソリン→専用携行缶。性能試験に合格した密閉出来る金属製に限られるため、灯油用のポリタンクは使えません。
・軽油→金属製の携行缶と消防法をクリアしたポリタンクが使えます。軽油用と記載があれば問題ないでしょう。色はグリーンが多いようです。

灯油の入ったポリタンクに軽油を入れたら大変なので容器の色で区分けすることが望ましいと思います。っても自宅で灯油もガソリンも軽油も保管することは滅多にないと思いますが。

給油するポンプですが電動タイプと手動タイプがあります。こちらも何でも良い訳ではなく専用のポンプを使うようにしましょう。
主流は電動タイプですが、それぞれのメリット・デメリットは、

・手動タイプ
昔からあるタイプで一説によるとドクター中松が一升瓶に入ったしょう油を移し替えるために発明したとか。その名前は「しょう油ちゅるちゅる」という名前(笑)
メリットは、値段が安い、電気などの動力が必要ないという点、構造が簡単で故障しにくい点。
デメリットは、自動で止まらないので溢れてしまうこともある。

・電動タイプ
タンク据え付けタイプや手動タイプと同じ形のものなど数種類あります。
メリット、自動でストップする機能があること。これはとっても便利です。
デメリットは、手動タイプより価格が高いこと、コード式だと電源が必要なこと、電池式だと電源は必要ないけど電池が減ってくるとごく稀に自動でストップしなくなることもある(経験しました…)

個人的には電動タイプの電池式一択です。使ったら手放せなくなりますよ。でもチキンなので給油中はその場を離れませんが(笑)
その上で予備として手動タイプを用意しておけば万全でしょう。

最後までお読み頂きありがとうございます。