こんにちは。
今日1月20日は「大寒」「だいかん」と読みます。二十四節気のひとつで一年で最も寒いころとされています。
大寒の頃の旬と言えば「ふきのとう」があります。ふきのとう「蕗の薹」はふきの蕾のことですが数少ない日本原産の野菜だそうです。我が家の庭にも自生しているのでそろそろ楽しみにしています。
これは知らなかったのですが「大寒たまご」というものがあるそうです。
自然的な環境で飼育されるニワトリは冬になると寒さに耐えようとして栄養を溜め込みます。また厳しい環境から産卵数が減ります。
なので冬に産むたまごは栄養価が高いとされていて、中でも大寒の日に産むたまごは「大寒たまご」と呼ばれて食べると一年健康で過ごせると言われています。
またたまごの黄身の色味が強くなってくるので金運アップの願いを込められているそうです。
近年では一年平均的な産卵数を確保出来る飼育法になってきているため、寒い時期でも産卵数は減らないようですが、「大寒たまご」は縁起物としてギフト市場で出回っています。
鶏卵は我が家でも沢山は食べないけどそれなりに常食しています。たまごかけご飯など子どもの好物ですね。
日本は世界的に見てたまごを生食するのは数少ない国のひとつです。他には衛生環境の整っているフランス(メレンゲやカルボナーラなど半生ですね)などがあります。
たまごの食中毒といえば「サルモネラ菌」です。動物の腸管や河川など自然界には幅広くいる菌です。ではなぜ特にたまごはサルモネラ菌に注意しなければならないのでしょうか?
それはたまごが出てくるところに関係があります。ニワトリがたまごを産むところは「総排出口」と言い、直腸や排尿、生殖口を兼ねているので産卵時にサルモネラ菌に汚染される可能性があるからです。
しかし日本では生食を前提に衛生面で十分な注意を払って生産されています。
一般的にたまごをパックに詰める時には次亜塩素酸ナトリウム溶液で洗浄・殺菌がされます。
またたまごの外だけでなく中からも汚染されないよう抗生物質を投与されたり、流通もチルドで配送したりと注意を払っています。
また海外に比べて日本の鶏卵は消費期限も生食前提なので短めです。
総排出口と聞いてちょっと抵抗を感じたかたいたらごめんなさい(笑)気になるかたは食べる直前に水洗いすれば宜しいかと思います。
スーパーでは大寒たまごなんてほとんど見かけませんけど、たまごは栄養価が高い食べ物です。
大寒たまごの由来を知って代用に普通のたまごを食すのも宜しいかと思います(笑)
最後までお読み頂きありがとうございます。