こんにちは。
なんだか嫌なタイトルですね(笑)
3歳までは病弱でなにかとお医者さんにかかっていて「この子大丈夫?」みたいに思われていたらしいですが、
それからはおかげさまで病気らしい病気はしたことがないですね。ホント有難いです!
今では「痛風持ち」という立派なおっさんになりました(苦笑)
子どもの頃は、3歳で自動車にひかれたことから始まり、保育園の帰りにお袋の自転車の後ろに乗っていて踵をスポークで削ったり、
小学校3年生の時には右手を地面についたら木の枝で手首を切って5針縫ったりと怪我は絶えませんでした…
時を経て27歳当時、ファミリーレストランで働いていました。
労働組合で「サッカー部」を結成してそこのメンバーになり、月イチ程度の練習をしていました。
確か「Rリーグ」と銘打って(Rは流通だっけか?)小さい大会があり、我が部も参戦することになりました。
忘れもしません、対戦相手は某最大手ハンバーガーチェーン。私はセンターバックという守備のポジョン。
パスが通って相手のオフェンスがトラップしようとしていたので、相手とボールの間に身体を入れたら吹っ飛ばされました…
左の肩から地面に着地したのですがその瞬間身体の中で「ボキッ」と音がしたのをはっきり覚えてます。
「ああ、こりゃやっちまったな…」痛くてどうしようもなく試合は途中退場。試合会場は他県でしたが組合の委員長に自宅まで送って頂きました。
(私のクルマは別の人が運んでくれました。ありがとうございました)
自宅近くのお医者さんに行ったところ「左鎖骨骨折で全治2か月」という診断を頂きました。
鎖骨の骨折って「鎖骨バンド」という道具で固定するだけなんですね、知りませんでした。
お医者さんに「これじゃ動いてしまうので仕事出来ない」(仕事を休むという頭はありませんでした 笑)と伝えても
「これが普通の処置です。これ以上の処置は切開してボルトをいれるしかない。スポーツ選手でもなければそこまではしない」ようなことを言われました。
理屈は判るけどバンドだけではどうにも落ち着かない。仕方ないので別のお医者に行って「ギプスでぐるぐる巻きにしてくれ」と無茶いって処置してもらいました。
実は骨折した翌日は店長として別の店舗に異動する初日だったんですよ。数日は前任の店長さんがいるのでその方には大丈夫だよと言って頂きました。
直接の上司(エリア担当者)には顛末をお話したのですが、最後の難関である「部長」に連絡をしなければなりません。
当時の部長は超武闘派。したがって荒井も超緊張。
荒井 「お聞き及びかと思いますが、組合のサッカーで鎖骨を骨折してしまいました。申し訳ございません」
部長 「話は聞いてる。で?」
荒井 「全治2か月と診断されました」
部長 「そうか。で?」
荒井 (言葉にならない…どうしよう…)
部長 「店長として仕事は出来るのかを聞いているんだ」
荒井 「出来ます!」(ほとんど意地 笑)
誤解のないように言っておきますが、武闘派の部長でしたがとっても面倒見の良い方です。
とりいそぎ異動先のお店に電話して一日だけお休み頂き翌日には出勤。
でも調理でソテーパン(なべ)は振れないし、接客ではトレーを片手で持てないから両手持ちして
お客さんには「怪我してるので失礼します」と言ってテーブルにトレー置いて対処。
そりゃ痛かったですよ、骨折しているんですから。だけど若さなのかバカさなのかどうにかこうにかして仕事しました。それにお店のアルバイトさんたちもとっても仕事の出来るかたたちでしたので救われました!
困ったのはお風呂です。両肩はギプスでぐるぐる巻きなので胸から下しか入れません。いやぁ痒いのなんのって…
それはら一週間して部長がエリア担当と臨店され開口一番「なんだ大丈夫そうだな!」と言われた・・・
そりゃ肩をギプスでぐるぐる巻きにして上からYシャツ着ているので怪我しているようには見えません。
荒井 「ハイ!」大丈夫です!
昔の無茶ぶりな社風と時代であったのもありますが、それでも任せてくれること、仕事に対しての責任感を教育されたと思っています。
まぁ、今では案件になりそうですが(笑)
それからおよそ20年過ぎてコロナ禍前に当時の方々でミニ同窓会みたいな機会があり参加させて頂いたところ
当時の部長(その時には関連会社の社長に就かれていました)もいらっしゃいまして、酔った勢いもあり当時のことを話してみました。
覚えてらっしゃったようで「そうだったな!ハハハ!」と笑い飛ばしてくれました。
まぁそれ以上にその同窓会で私がやらかしたのですがそれはまた別の機会に(笑)
今では鎖骨もすっかりくっついたのですが、段差がついてくっついたので骨折したところがはっきり判ります。
おかげさまで肩幅も左右で微妙に違います(笑)
突っ込みどころ満載なエピソードかとも思いますが、過ぎ去ってしまえば笑い話。いい話のタネになりました。
「なにもかもみな懐かしい」
昔話にお付き合いいただきありがとうございました。