満月の昇る天

こんにちは。

今日は満月。千葉県は曇りがちで時折雲に隠れてしまいましたが、切れ間から綺麗な満月を見ることが出来ました。
12月の満月は英語で「コールドムーン」と言うそうです。そのまんまな気もしますがぴったりな名前ですね。

俗説で「満月の夜は犯罪が増える」と言われています。狼男の話はそういった傾向から来ている気がしますがその話は長くなりそうなのでまた別の機会に。
私が以前24時間営業のファミリーレストランに勤めていた時、満月でしかも土曜の夜は客層があまりよろしくなかった記憶があり気を引き締めていた経験があります。

ただ実際に満月の日とそうではない日の犯罪件数を調べたところ有意な差は見られなかったと言われており、統計的に関連性は否定されています。

また話は変わりますが「新月伐採」という材木の伐採方法があります。これは樹木の栄養分が少ない冬季の新月期(満月の翌日から次の新月の間)、栄養分を含んだ水分が少ないときに伐採した樹木はカビにくく虫もつきにくい、狂いも少なく丈夫であるということです。
これも賛否があるようですが。

でも海の干満が太陽と月の周期に支配されているのであれば人体や樹木などの生物に影響が無いとは考えにくいですね。
個人差はあると思いますが実際満月になると頭がぼーっとしたり体調の変化を訴える人も多いそうです。少なからず人体に影響があるならば犯罪率に相関は無いと言われても簡単には否定出来ません。

そのうち解明されるでしょうけど、荒井的には月に影響されていると考えたほうが話のタネ的にも面白いし一般にも受けいられやすいとも思います。

そして新月伐採などには物語的な付加価値がつくとも思います。ひとは物語やウンチクって好きですよね?なので「新月伐採の木材には水分も少ないので丈夫で長持ちする」って言われればそれだけでお得な感じもします。
勿論似非科学で騙しては(騙されては)いけませんし詐欺行為はもってのほかです。
でもひとはそういった「物語やウンチク」にお金を払うものなのだとも思います。

そう考えたらひとはひとりずつ違う人生。ひとは物語の宝庫ですね。自分の物語でひとを惹きつけることが出来るのか?ひとには話せないような物語ばかりになっていないのか?

「天網恢恢疎にして漏らさず」(天は悪事を見逃さない)と言いますが、自分の物語は自分が一番よく知ってるはずです。物語を紡ぐのも自分、ひとに話す(話さない)のも自分。自分の中の「天」は絶対に見逃してはくれません。

これからも自分に恥じない「物語」を紡いでいきたいですね。天には月も太陽もあるのだから。

最後までお読みいただきありがとうございます。