
こんにちは。
昨日は息子の中学校最後の日。昨日の記事は息子に向けて書いてみました。
おっさんのひとりごとだと思ってください(笑)
さて、14年前の3月11日は「東日本大震災」が発生しました。
最大震度7、マグニチュード9.0と、日本の観測史上最大の規模であり、関連する原子力災害と合わせて多数の死者・行方不明者・ケガをされたかたがた、今でもご苦労されているかたがたが出てしまいました。
改めて心より哀悼の意を捧げます。
昨日の中学校卒業式で卒業生が合唱で「群青」を歌いました。
これは南相馬市立小高(おだか)中学校の平成24年卒業生と当時の音楽の先生である小田美樹さん、編曲家の信長貴富さんが作った楽曲です。
東日本大震災で津波で小高中学校の生徒にも死者が出てしまい、更には原発事故で警戒区域に指定されたことで、子どもたちも散り散りになってしまった。
その想いを合唱曲として完成したのが「群青」。
話は変わりますが、卒業式ではひとりひとりの呼名・卒業証書授与が終わった後に、
・校長先生の式辞
・教育委員会からの祝辞
・PTA会長からの祝辞
・祝電披露
と続きます。
僭越ながら、PTA会長として祝辞を読ませて頂いたのですが、私からは2つ、
「感謝」と「学び」を伝えさせて頂きました。
今年の中学卒業生は、新型コロナウイルス感染症流行時にちょうど小学5年生に上がる直前。
祝辞の「感謝」の冒頭では、コロナ禍で亡くなってしまったかたも居る、だからこそ卒業という良き日を迎えられることに「感謝」。
そしていくつになっても「学び」が人生であると。
祝辞は前もって書いておいたのですが、校長先生の式辞にも、教育委員会からの祝辞にも「コロナ」という単語が無かった。
式辞・祝辞を聴きながら「俺の祝辞にはコロナとか書いてあるけど、もうコロナ禍も過ぎたから触れないでおくべきなのか?」なんて不安がよぎりました。
だけど今更変えられませんし、その部分を削除して読もうかとも考えましたが、私の想いは変わらないのでそのまま読むことを決意。
3回ほど噛んだりしましたが(笑)、私の祝辞は無事終えることが出来ました。
式は進行して、卒業生の答辞。その中にコロナ禍に触れる言葉がありました。
式辞や祝辞で触れなかったことをどうこう言うつもりは全くありません。
寧ろおめでたい席でコロナ禍というネガティブな話題に触れるのはどうかとも私も思いました。
だけど、やっぱり子どもたちにはとてつもない経験であったのだと改めて認識した次第です。
そして最後の合唱が「群青」
今年の卒業生が1歳くらいの時に発生した東日本大震災。きっと彼ら彼女たちは記憶には殆ど無いのだと思います。
だけど、そこに込められた「想い」は共通で普遍的な想い。忘れてはいけないような想いなのでしょう。
東日本大震災もコロナ禍も、ネガティブなのは間違いないのでしょうけれども、そこから先に進むというとっても強い意思を感じました。
子どもたちってやっぱり凄い存在です。
私自身とっても「学び」になりました。
最後までお読みいただきありがとうございます!