3年生を送る会からの所感

こんにちは。

今日は息子の中学校で「3年生を送る会」が開催され、私もかみさんと参観してきました。
1年生、2年生の在校生が、卒業する3年生を感謝を込め送り出す主旨の集会。

各学年、色々と趣向を凝らしていてまた、3年生が1、2年生当時の先生からのビデオレター、最後は3年生と先生方と一緒になっての合唱。
素晴らしい会を拝見させて頂きました。

先生とは素晴らしい職業だなぁ、なんて感じたりもしました。

・私世代の先生像
そうです。「金八」っあん世代の私なので、ドラマなんだし現実には存在しないとは解っていても
「坂本金八」先生がある種の「理想の先生」との刷り込みが確実にあると思います。

もし現実世界に存在していたら…素晴らしい先生かもしれませんが、ただでさえ教職員の働きすぎ問題がある中、拍車をかけるような先生になると思います。

今の子どもたちは多分殆ど知らないとは思いますが、親世代、保護者の無意識のなかに「金八」っあんがいるのです。
そして現実の先生と重ねてしまい、理想の先生はかくあるべき的な想いになってしまうところは確実にあるのだと思います。

・話は変わって3月3日と言えば、
「上巳の節句」ひな祭りです。五節句のひとつで女の子のお祝いとされています。
五節句とは、
1月7日 人日
3月3日 上巳
5月5日 単語
7月7日 七夕
9月9日 重陽
奇数が重なるおめでたい日で中国の陰陽五行説に由来。江戸幕府によって定められました。
その5つのめでたい日のうち、2つが子どもに関わる日なんです。

昔は子どもの死亡率が高かったので、健やかな成長を願い上巳・端午と決められたのでしょう。
つまり、昔から「子は宝」だったのです。
その宝を教育する機関が学校であり、教育するひとが先生なのです。

・教師もひと
当たり前なんですが、教師とは職業のひとつ。勿論倫理観やコンプライアンスなど他の職業とはちょっと違うところもあるかもですが、
それはどの業界にも特有のものがあるのは変わりない。

教師を擁護するという訳ではないのですが、教師全員に「金八」っあんを求めては、それは酷というものだし、そもそも教師もみんなが違って当たり前。

でも無意識に保護者は「金八」っあんを求めてしまうのです。

教師の仕事は垣間見ることしか出来ませんが、PTA会長という立場で学校に比較的近い立場から見ていると、やっぱり干渉があると思うし、
そもそも私が干渉しすぎていないのか?というと「?」が付くところもあるのも事実。

だから先生方にはホント感謝なんです。
それに純粋に、毎年子どもたちが入学しては卒業していく、ひとの人格形成期に関われること、
そしていつまで経っても子どもたちにとっては「先生」であること。

ご苦労されていることは察することしかできないですし、「綺麗ごと」と言われればそれまで何ですが、
これほど素晴らしい職業は無いのかも知れません。

・話は広がって、これからの日本
少子高齢化が顕著であり、子どもが少ないと保護者は子どもにかける時間もお金も集中します。
そして教師自体が減少傾向にあります。

国の礎となる「ひと」が減っているのです。
私はあと40年くらいすると日本はバランスがとれる人口比率と社会構造になっていくと勝手に予測しています。

またAIに将来仕事を奪われる懸念も少ない職業のひとつでもあるのだと思います。

願わくば子どもたちの健全な成長に資する社会、教師であることを祈りますが、同時に先生たちももっといろいろと報われる、負担を軽減する。

全ては繋がっています。

最後までお読みいただきありがとうございます!