
こんにちは。
昭和のおっさんには馴染み深いフレーズ「いつかはクラウン」
トヨタの高級車「クラウン」の7代目にあたる「S120系」のコマーシャルのキャッチコピーです。
時代の先端装備を搭載し、国内専用車として高級車としての地位を確立してきた「クラウン」。
そのクラウンが16代目となり、劇的に変化してきました。
・4つの「クラウン」
クラウン クロスオーバー
クラウン スポーツ
クラウン セダン
クラウン エステート(未発売)
と、同じ「クラウン」でもボディタイプで4種類のモデル展開をしています。
これは、今までセダンとエステート(一時期)だけのモデル展開だったのですが、セダンよりSUV(スポーツユーティリティビーグルの略)が売れていて、クラウンというブランドの可能性を探るため、
また今まで国内専用車だったクラウンをいよいよ海外にも売り出すための施策と思います。
体力のあるトヨタならではと言った所でしょうか。
・あのクルマに激似!?
ネット界隈で話題になってましたが、「クラウン スポーツ」と「フェラーリ プロサングエ」が見た目とっても似ているという点。
結論から言うと、確かに似ているけどどっちがパクったとかではありません。
先ずは写真を見て頂きましょう。
クラウン スポーツ
フェラーリ プロサングエ
まぁ、ぱっと見似ていると言えば似ている。
因みに、
フェラーリ プロサングエ 2022年9月発表
トヨタ スポーツ 2022年7月公開
この日付差を以って「フェラーリがパクった」なんていうひともいるようですが、クルマのデザインは企画から数年かかるものなので、パクることは時期的にもありえませんね。
余談ですが、エアロパーツメーカーがクラウン スポーツを「プロサングエ風」にするキットを発表したりしました。
キットの名前が「P639e」(プロサングエの当て字)というのも洒落が効いていますね(笑)
(リンク先はくるまのニュースさま)
フェラーリはプロサングエをSUVとは呼ばず、4人乗りのスポーツカーという位置づけ。
クラウン スポーツは上質さと軽快さを兼ね備えた「新しいカタチのスポーツSUV」としてハッキリSUVと言っています。
写真を見比べると、プロサングエは確かに「スポーツカー」、クラウンスポーツは「SUV」というコンセプトが表現されているのが良く判ります。
・世の中はSUVだらけ
フェラーリは否定していますが、プロサングエはSUVに分類されるでしょう。またクラウンスポーツははっきりとSUVを謳っています。
「フェラーリ、お前もかよ…」「クラウンまでも…」なんて偉そうに思ったのも事実(笑)
これはアプローチは違えど、市場の調査・ニーズから導き出されたデザイン。確かに世の中SUVと言われるクルマだらけになってしまった感があります。
誰がどんなクルマに乗ろうが良いのですが、背の高めのSUVばかり走っているのもつまらないとも思います。
まぁ、クラウンスポーツが500万円くらいからの価格で、そうそう気軽に買える訳でもないでしょうし、プロサングエに至っては5000万円前後からと、桁がひとつ違うので高嶺の花なのは間違いは無いのですが。
それにしても世の中SUV、そしてミニバンばかりが目につきます。
まぁ我が家にもミニバンがあるので、偉そうなことは言えません(笑)
SUVの利便性は解りませんがミニバンはひともモノも乗せるのにとっても便利である。
だから売れるのであろうけれどね。
特にクルマってのは利便性もあるけれど、嗜好性で選ぶということも確かにあると思う。
これまた余談だけれど、クルマのボディカラーは景気が良い時には、黄色とか赤とか派手な色が売れると聞いた事があります。ボディカラーなんてのは嗜好性の最たるものだと思う。
そしてクルマのカタチも嗜好性で選ばれているのだろうけれど、その結果が昨今のSUVブームなのか?どうなんだろう…
私個人的にクルマには、エアコンとパワステが付いていれば全く問題ありません。ナビもスマートフォンで十分だし、テレビなんてほとんど見ないし。移動の道具と考えればそれで十分。
まぁそんな私が嗜好性なんて言うのもどうかと思うけれど(笑)
市場の調査とニーズから世の中SUVだらけになったのであれば、ちょっとつまらないと思うし、
そういったある種の誘導もあるでしょう。
流行り廃りを追いかけるのも悪くはないけれど、最近のSUVだらけのクルマ業界を見ていてちょっとだけ物申したくなり記事にしてみました。
でもプロサングエはカッコイイと思ってしまう(笑)
最後までお読みいただきありがとうございます!